福岡市のマリンメッセ福岡で14日、新成人を祝う「はたちの集い」が行なわれ、約9,000人が参加した。そこで、アジアの玄関口を標榜する福岡市の新成人たちに、混沌とするアジア外交について意見をうかがったのだが・・・。
続いて、関心があると答えてくれた3割の新成人に、どういうことに関心があるかを質問すると、「尖閣諸島国有化問題」、「竹島問題」をほぼ全員が挙げてくれた。諸々の問題についての理解度を聞くと、「人に説明できるぐらい理解している」と答えたのは3人。念のため、その3人に内容を確認すると、概ね理解している様子だったので、(3)の質問に。
JR博多駅近くで接客業をしているという新成人の女性は、「韓国や中国のお客さんが売上の多くを占めているので、中国や韓国とは仲良くしておいてほしい。領土問題は解決の糸口を見出すよりも、いったん棚上げにすることを期待しています」との意見。エステティシャン見習いという女性は「福岡はアジアの文化を取り入れるべき。知り合いの韓国人や中国人は、報道されている反日感情なんかはまったく抱いていない。偏った報道にも原因があるのでは」と話してくれた。
アンケートの規模は小さかったものの、「アジアの玄関口」を標榜している福岡市に住む若者にしては、関心がなさすぎると感じた今回の結果。今回、成人式を迎えてオトナになったみなさんには、もう少し世間の関心事に目を向けてほしいものである。
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