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竹原信一氏・特別寄稿

前阿久根市長・竹原信一が語る「ひどすぎる国家のしくみ~その3」(前)
竹原信一氏・特別寄稿
2011年8月 8日 07:00

<ヨコミネ式教育>
竹原信一氏 鹿児島県志布志市、ここにプロゴルファー横峯さくら氏の伯父、横峯良文氏が経営するヨコミネ式保育園があります。子供たちが驚異的な成長をみせる保育園としてテレビ番組で幾度も取り上げられました。
この保育園では午前中、運動、本読み、書き、計算、音楽のすべてを毎日、約30分ずつ行なう。決してスパルタなどではない。よそでは障害児扱いされるような子も成長してしまう。運動能力が劣る子も、記憶力に問題があるような子も、その他の障害も大きく改善、成長してしまう。不思議なことにアトピーまで改善しているのです。

 ここでは、小学生、中学生も受け入れて学力向上に成果を上げています。ソロバンは、ほぼ全員が小学4年生までに一級を取ってしまう。今年は小学一年生で暗算一級が出ました。モンスターペアレントなどまったくいない。子供の成長を喜ばない親はひとりもいない、子供を通じて親が育っています。
横峯氏は言う。「勉強の嫌いな子供、運動の嫌いな子供はひとりもいない。学校が勉強嫌い、運動嫌いを作っている」

 ヨコミネ式保育にはマニュアルがありません。書類に忙殺されるようなこともなく、保育士がそれぞれの経験やカンをフルに使い、あの手この手で育児に取り組みます。子育てを終えた、どちらかといえば高齢の保育士が経験を生かして成果をあげています。「難しい子ほど育て甲斐がある」彼女たちは障害を持った子が来ることを心から歓迎します。この保育園ではすべての子供が驚異的な成長を続けています。

 横峯氏は言う。「人間は動物と違い、胎児のとき、そして生まれてから約10歳までの間の経験で脳と体が作られる。だからこの期間の経験が極めて重要だ。また、遺伝はスイッチの入りやすさにすぎない。そのスイッチを入れるのがプロの仕事だ。今の学校は単に教員の就職場所、高い給料をもらってノルマをこなしているだけ、中学生になって掛け算もできない子がいるのは紛れもなく学校の責任だ。アメリカでは低学力のまま卒業した生徒が学校を相手に、教育の責任を巡り裁判をして勝った。日本の教育のありかたは犯罪だ」

 ヨコミネ式教育は、全国に200カ所余りあります。韓国でも認められ、ヨコミネ式保育園の建設が始まりました。横峯良文氏は日本人女性ボランティアがいるタイの孤児院を支援しています。初めは40名の孤児全員に盗みをする習慣があった、盗みをしなければ生きていけなかったのです。それがほぼ解消されたといいます。そして、そこでは彼女が日本語での教育をしているため、子供たちが「日本企業への就職ができる」と自分の将来に希望を持ちはじめています。

(つづく)

【竹原 信一】

≪ (2・後)  (後) ≫

<プロフィール>
竹原 信一 (たけはら しんいち)
竹原信一氏前阿久根市長・1959年、鹿児島県生まれ。元航空自衛官(88年退官)。阿久根市議を経て08年、阿久根市長選で初当選。ブログでの情報発信や市職員の給与明細全面公開など数々の"掟破り"の手法で市政改革に取り組んだ。11年、市長リコールにともなう出直し選挙において864票差で敗れ失職。同年、鹿児島県議選に出馬するも落選。


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