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"傲岸不遜な巨人"九州電力への警鐘 続々と寄せられた生の声!(6)
社会
2011年8月29日 07:00

 原発問題がクローズアップされるなか、九州電力は「やらせメール」や「証拠隠滅」といった九州電力本店不祥事を起こしてしまった。このたびNET-IBでは、「九州ナンバーワン企業の九州電力に対して、あなたは今どう思いますか?」というテーマで、記述形式の緊急アンケートを実施(8月10~16日)。読者からはさまざまな"生の声"が続々と寄せられた。以下、紹介していく(原文は一部修正)。

(5)のつづき

会社員からの意見

◇企業として、危機が起きた場合に絶対にやってはいけないことではないか。子どもが他人を傷つけ、さらにその証拠となるものを隠したら、九電で働く父母の方々は子どもに「その証拠は出さずに隠しておきなさい。私たちが言う前に自分で隠しておいたなんてなんてあなたは偉い子ね」とでも言うのだろうか。そんな企業が九州ナンバーワンとは、聞いてあきれる。社員の方々へ言いたいが、自分たちが立ち上がらないと変わらないし、今回の件が終息したとしてもあなた方の子どもさんはしっかりと背中を見ている。恥ずかしくないのか。

◇どんなに優秀な会社でも倒産のリスクがあるが、電力会社には不買はなく、倒産ということは考えられない。強制的に電気料金を下げられるシステムなどを考えなければいけないのでは、と感じてしまう。また、メディアはもっと行為自体を批難しなければならないのに、ただ伝えるのみで、波風を立てようとしないように見える。

◇現状だと、仕方ないのではないかと思う。通常の商売だとお客さまにそっぽを向かれると立ち行かないものだが、地域独占だとそうはならない。政治や行政に左右されるし、費用に利益を上乗せする形式上、商売努力も必要がない。当然、目線は政治や行政で、本来一番に考えないといけないお客さま(国民)を軽視している。今こそ国民は声を上げるべきだと思う。まあ、メディアも含めて、多方面からの情報を集めないといけないのも大変だけど...。たくさん変えなきゃいけないことは多いけれど、最初の一歩は選挙であると思う。選挙で国民の民意を伝えないといけない。

◇30年以上前、九電の孫請け会社で働いていたが、九電社員はそろいもそろって傲岸不遜。「この人たちって、そんなに偉いの?」が、社内での共通認識だったことを思い出す。社内の孫請けチームは、「俺たちだって、仕事を終えて家に帰れば九電の大事な顧客だ!盆と年末くらいは営業担当者が挨拶に来い!」と、悔し紛れに笑ったりもしていた。

◇新聞、ラジオ、テレビを広告や出資でコントロールし、銀行にも出資。県や市町村には寄付金や原発関係交付金をもたらし、建設・電設会社には大得意先で電気機器や機械メーカーとも大きな取引をする。大学や高校には超優良の就職先を提供し黙らせる。九州における存在感が圧倒的すぎる。「七社会」でも、九電工を含めれば九電が突出。全九州に影響力を持っており、九電を敵に回す言論も行政も経済活動もできないのが実情だ。そのなかで感覚が麻痺し、傲岸な企業風土ができあがったと推測される。掣肘を加え得るのは、九州外部からしかないのではないか。

(つづく)

【メディア戦略事業部】

≪ (5)  (7) ≫

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