8日、(株)トランスジェニック(本社:熊本市、福永 健司社長)は、8月19日付(訴状送達日:9月5日)で、神戸地方裁判所において、(株)GMJ(本社:兵庫県神戸市、阪井 寛史社長)から訴訟の提起を受けたと発表した。
原告であるGMJ社は、癌遺伝子治療医薬品開発事業、非臨床試験受託事業および実験用動物の輸入販売業を営むベンチャー企業。
訴訟の理由については、GMJ社の非臨床試験受託事業に従事する役員および従業員が、3月から4月にかけ相次いで同社を退職しトランス社へ移籍したため。GMJ社は、このトランス社の雇用が非臨床試験受託事業における顧客奪取を目的とした違法行為であると主張し、トランス社に対して損害賠償金4億210万円を請求している。
これに対しトランス社は、元GMJ社の役員および従業員の退職理由は、役員との間の経営方針の乖離および従業員への不当な処遇を理由とする自発的なものであるとし、非臨床試験受託事業におけるトランス社の顧客獲得についても、GMJ社が主張する違法行為には当たらないとして、全面的に争うとしている。
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