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脱原発・新エネルギー

玄海原発を考える(22)~破壊工作への備えは万全か
脱原発・新エネルギー
2012年3月21日 11:28

genkai.jpg 玄海町は玄海灘に面した半島部分にあるのどかな町だ。かつて、豊臣秀吉が朝鮮征伐の拠点とした名護屋城も、この半島のなかにあり、町内随所に名のある武将の陣の跡地が残されている。町民は原発関係などの三次産業(約1,800名)と農業、漁業など一次産業(約900名)、製造業の二次産業(約1,000名)にそれぞれ従事しており、海岸線では漁船を見ることができる。海岸線は複雑な入り江を形成しており、急峻な崖が多くあり、見通しは決してよくない。およそ、そのような場所にあるのだ。この場所でテロを考えるのならば、どうするだろうか。外国の部隊が破壊工作を行なうと仮定して考えてみる。

 福島の一件を見てもわかるように、原発が事故を起こしたならば、広範囲を壊滅的な状態に陥らせることができる。いうなれば、熱と爆風による破壊をしない原爆のようなものだ。放射性物質がまき散らされるだけで国民の生活は激変させられることになる。ミサイルや爆撃のような大規模な破壊をしなくても、ごく少数の工作員が基幹となる部分を破壊し、原子炉に貯めこまれた有害な物質が飛び散るようにさえできれば、きわめて有毒な物質で地域全体が汚染され、向こう何十年、何百年と人が住めない土地となる。大損害を与えることは可能なのだ。

 破壊工作を決行するならば新月の日の夜がよかろうと思う。工作員は10名程度足りるだろう。プラスチック爆弾(米軍のC4ならば3.5キログラムで20センチの鉄筋を破壊できるとされている)をそれぞれ10キロ程度持ち、海水との比重を合わせるために発泡スチロールの容器に入れておく。銃器はアサルトライフルを用意したほうがよかろう。AK-47(重さ約2.8キログラム)が適当だろうか。拳銃もあったほうがいいかも知れない。沖合で落ち合って密輸のように工作員と武器を持ち込む。まず軍事演習と称して日本の沿岸まで軍艦を寄せる。その際に工作員10名と装備を海に残しておく。もし、潜水艦を持っている国だったら、潜水艦で移動させてもよかろう。工作員を待機させておいて、あらかじめ決行の日のために借りておいた日本の漁船で、ピックアップポイントまで向かう。網を引くようにこっそりと工作員を引き上げ、船倉に忍ばせておく。そして港に寄港するかのようにして何食わぬ顔で船を走らせて玄海町の岬近くで工作員と装備を降ろす。

 原発近くの海底にはセンサーが張り巡らされているだろうから、スクリューを使った移動手段は用いないようにする。工作員は足につけたフィンでひたすらに原発に向かって泳ぎ続ける。

 上陸ポイントは1号機の北側、木がうっそうと茂った場所が適当だろう。部隊を2つに分けて2号機南西部からの進入も同時進行でやったほうがいいかも知れない。

【柳 茂嘉】

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