ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

企業

クリエイティブ産業は日本を救う!?(3)~「伝統工芸」こそがクール
企業
2012年4月28日 07:00

<戦略の要はむしろ"内">
wa.jpg 海外に日本を売り込むクール・ジャパン戦略だが、その戦略の要はむしろ、外よりも内にある。日本の生活、文化に根ざしたもので、海外で「クール」と称賛されるであろうコト、モノは、まだまだ国内に眠っている。それを探し、掘り起こす。ここが肝心だ。
 たとえば、岩手県の南部鉄器。ポップな色遣いをした鉄器のカラーポットを海外で売り出し、ヒットした。伝統工芸もクール・ジャパンなのだ。

 日本の伝統工芸の技術は、世界的に見ても高い水準にあるが、現在、伝統工芸に携わっている人材だけでは海外で展開し、運営していく人材力が足りない。たとえば、「この鉄器のデザインは、海外で受けるはず」ということに気づき、「これを海外で売り出せばヒットする。海外で展開しよう」と発案し、実行に移せる人材はなかなかいない。これを官民連携でバックアップし、伝統の再生、新たな雇用の創出につなげる。日本を見直し、発掘、再発見することがキーポイントになる。

<海外ブランドと伝統工芸とのコラボ>
 海外ですでに実績のあるブランドと、日本の伝統文化を組み合わせて売っていこうという試みも行なわれている。海外で知られていない日本の伝統工芸。日本では歴史のある伝統の技術が、海外では、これまでにない斬新な技術になりうる。

 「輪島塗とルイ・ヴィトン」や「加賀縫とフェンディ」をコラボレーションさせて、作品を制作。共同で製品開発、ブランディングを行なうことで、「伝統工芸」×「現代技術」という掛け算の効果が生まれる。日本の伝統の美意識に新味を加えた。ポップカルチャーだけがクール・ジャパンではないという好例だ。コラボした作品は、07年に限定品として発売されたが、このような衆目を集める取り組みを継続して打ち出せるかどうかが今後の課題となるだろう。

 日本が、長い間培ってきた技術を海外に売り込んでいこうという動きは、後継者不足に悩む伝統工芸に新風を吹き込む可能性もあり、人材交流という点でも期待されている。

(つづく)
【岩下 昌弘】

≪ (2) | (4) ≫


※記事へのご意見はこちら

企業一覧
企業
2012年12月13日 18:17
クローズアップ
2012年12月13日 14:11
企業
2012年12月11日 07:00
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル