<これは脅しだ!!>
資料1【会員資格保証金の永久債への転換のお願い】を参照されたし。一部を引用する。
「もっとも、会員資格保証金の額は約118億円にも上り、その他にも金融機関から土地を担保にした借入れが約22億円ほどあります。このように、当ゴルフクラブは利益を上げているものの、多額会員資格保証金の返還は資金的に極めて困難な状況です。このような状況のなか、会員資格保証金返還請求を会員の皆様から弊社が受けるようなことになれば、弊社は民事再生・会社更生あるいは破産という法的手続きをとるほかはありません」。
この通告は事前の前触れ、手回し抜きに会員に送りつけられてきたのだ。ある会員の1人は「これは一種の脅しだ。こちらの言い分を聞かないと《破産を出す》と通告しているものだ」と憤る。たしかに7月1日付で文書が送りつけられているが、ゴルフ場関係者内では「クイーンズヒルは近々、破産か民事再生法を出すぞ」という情報が駆けめぐったのは事実だ。前出のある憤る会員と同様の気持を、多くのメンバーが感じ取ったであろう。
怒る会員たちには同情する。「前回は熱心に延長要請する姿勢に情にほだされたから認めたのだ。それから期待はしなかったが10年待った。この年末が期限になる。《果たしてどうするのかな!!》と見ていたら文書1本が送り付けられてきたことに唖然とした」というのが会員大半の認識のようだ。
気配りの名手・田原社長が陣頭指揮を執っておればこんな高飛車の姿勢を選ぶはずはなかった。表現を換えれば「田原・『ザ・クイーンズヒルゴルフ場』の組織は無くなったのである』となる。そうなれば「会員の方々も義理を尽くす必要はなくなった」といえる。ドライに対応すれば結構なことだ。
<ゴルフ場の役割の意味はない>
「脅し通告書」によると、会員権保証金と銀行借り入れ総額で140億円の負債がある。入場者数(年間)は4万人になっている。客単価1万5,000円(現実、まだ少ない金額)として総売上は6億円弱になる。140億円の負債で売上6億円ならこれは事業ではない。存在価値がないに等しいではないか!! また現実、福岡西部地区には6つのゴルフ場がひしめき合っている。ザ・クイーンズヒルゴルフ場がなくなってもまったく不便はない。
となると、店じまいも一つの選択ではないか!! このゴルフ場は前原インターに接している。交通要地の地の利を活かして利用転換も可能である。田原社長もかつては「用途変更の開発をして転売の道」も検討していた。会員の皆さん!! 「ザ・クイーンズヒルゴルフ場の無頓着な連中の脅しに屈服せずに逆に『他の利用に転用しろ』と提案したらいかがですか」という選択を提示したい。この方が、配当の額は高いはずだ。
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