<これだけ開き直りの組織に様変わりするのか!!>
糸島市にある(株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場の2回目のゴルフ預託金の返還の期限が迫っている。後述するが、前回は田原社長を筆頭にメンバーの方々に頭を下げて切り換えのお願いに土下座して廻ったことを目撃して感動を覚えたことが記憶に残っている。田原社長を始め会員廻りした関係者の方々は疲労困憊して体調を壊した。その必死な取組が功を奏して大半の会員は10年間の返還猶予に応じてくれた。
ところがだ。10年も経つと同じ組織がこうも高飛車に出るものかと驚く。会員のなかには「もうゴルフ場を破産してしまえ!!」と憤る人もいる。まずは今回の弊社の問い合わせに対して会社の応対は役所以下である。「わかりません。知りません」の一点張りだ。他人様からの借金を返すことに対して、厚かましく延期ししようとしている矢先に、社員達はふてぶてしい対応に終始しているのである。こんな企業なんかに、存在価値はない。
<難病との闘いオーナー田原学氏>
田原社長は現在、難病=【筋ジストロフィー】との闘病の日々である。前記した様に10年前、ゴルフ会員メンバーに預託金返還の延期の要請に注力してバランスを崩したのであろう。腰痛を覚えるようになった。診療のために病院、整骨院などを数多く廻ったが、【筋ジストロフィー】病であることが判明したのはかなり病気が進行してからのことである。すべてに抜かりのなかった田原社長が、病気対策に後手後手になったことには腑に落ちない。
筆者は、「これが宿命か!!」という言い古された言葉にはとても承服できないのである。なぜ故ならば「逃げ隠れせずに自己責任を貫いた姿勢は中小企業経営者の鏡」と評価してきたからだ。このような人がどうして悲惨な制裁を受けなくてはならないのか怒りを覚える。2年前の3月に本人から「これが最後のTELかもしれない」と携帯にかかってきた。こちらも緊張して「一言も聞き洩らすまい」と集中した。そして2年経過したのだ。体はまったく動かせない。頭は冴える。本人としてみればベッドで腹ただしい日々を送っているのだ。
こんなオーナーの悲壮な悔しい思いの闘病生活をしている気持がわからないのか!! 非常事態なのに上記のように(株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場の組織の社員達は呑気に他人事のように構えている。こんな企業は、もはや存在価値はない。「もう破産の道を選択した方が賢明だ」と勧告する。
<前回はソロンの事業背景があったから返還延長が可能であった>
田原社長・高橋氏・麻生氏などの御馴染の方々が真剣に会員の皆様に【会員返還延長】要請に飛び回っていた姿勢に感動したからこちらもささやかなサポートをしてきたつむりだ。様々な問い合わせの際も「田原社長のことであるからちゃんと責任を取りますよ。返還延長に応じても良いのではないですか」と回答することもあった。田原社長を先頭に関係者の土下座まで行う懇願行為が会員全体を承服させたのですべて要因ではない。ソロンの事業があってこそ承認できたのである。
10年前はまだ親会社のソロンのマンション事業が絶好調であった。1,000戸の供給も可能であった。当時、丸美の金丸氏は会員権を3口(4口かも?)持っていた。「田原社長は約束の不履行がある。あと600戸の管理物件をこちらに委託していない。これでは返還延長には応じられない」という立場を明確にしていた。それで丸美・金丸氏の言い分を田原社長に伝えた。「それなら新規物件のなから600戸の管理戸数を丸美にだす」と明言した。これで丸美・金丸氏は了承したのだ。同様にビジネスライクで応じたケースは数多くあった。前回の【返還延長】の要請が成功した最大の要因は【ソロンの存在】であった。
※記事へのご意見はこちら