世界で最も高い建物がいま、湖南省長沙市で建てられている。これまでの世界一の高層建物は、ドバイにあるブリュジュ・ハリーファで828メートルだが、今回建設が計画されているのは、それを10メートル上回る838メートル、220階建ての高層ビルだという。しかも工期は90日というから驚きだ。
この高層ビルを建設しているのは、中国の大手デベロッパー「遠大集団」。この会社は、あらかじめ組み立てられた資材をブロックのように組み上げていく工法を得意としていて、短い工期が最大の特徴だ。今年1月には、同じ長沙市の観光名所・洞庭湖付近に、30階建てのホテルをたった15日間で建設したことで話題となった。
この会社の発表によると、特殊な工法はスピードだけでなく、マグニチュード9.0の地震にも耐えうるとされていて、さらに、工事中にまったくゴミも出ないなど、省エネの面においても追求しているという。そして、今回は世界一高いビルをたったの90日で建設する計画を立てた。ビルには一般住居やオフィス、学校などが入る予定で、計画では年明けの早い時期にも完成予定だという。
中国では公共の建物を中心に、ずさんな工事から大事故に陥るケースが後を絶たないが、今回の超高層建物は大丈夫だろうか?工期もあっという間だが、倒壊もあっという間に、ってなことにならなければいいのだが。。。
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