公益財団法人九州生産性本部が主催する西日本最大規模の企業研修、九州生産性大学が23日開講し、福岡市天神の福岡銀行大ホールで盛大に開講式が行なわれた。

　開校式には20代の新入社員から中高年の起業経営者まで、ビジネスパーソン470人が出席し、西部ガス相談役で九州生産性本部の小川弘毅会長が「景気は持ち直しつつあるが、本格的な回復とまでは行っておらず、厳しいグローバル競争のなかで生き抜くためには、果敢に挑む人材が大切だ。人の成長なくして企業の成長はないし、切磋琢磨、相互研鑽することで、九州経済の活性化の原動力となってもらいたい」と挨拶した。

　初日は、日本政策投資銀行産業調査部の鍋山徹氏が「これからの日本経済」をテーマに、コマツ取締役相談役の坂根正弘氏が「危機をチャンスに変える企業経営」をテーマに講演した。

　九州生産性大学は今年で55年目。これまでにのべ2,000組織、２万3,980人が受講している。今年も去年とほぼ同数の470人が受講していて、受講生はこれから12月までの長期間、月に２日間のあらゆる講義を受けることになる。

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