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統合医療における「養生」とは(4)~帯津良一氏による博多養生塾より
健康・医療
2013年11月29日 16:40

 11月9日、福岡で、「帯津良一『場』の養生塾」塾頭として、がんとともに生きる人々たちへ希望と生きるエネルギーを伝え続ける帯津良一氏の「博多養生塾」が、NPO法人日本ホリスティック医学協会福岡事務局の主催で開催された。講演「いのちのエネルギーを高める養生とは」と「呼吸法の実践」の2部構成で行なわれたなかで、「今後、年に1度は、貝原益軒の『養生訓』発祥の地である博多で養生塾を行なっていく」と語った帯津氏が、統合医療をどのように考え、人々に何を伝えようとしているのかを紹介する。

<ときめきこそ最良の特効薬>
講演会後には呼吸法の実践も行なわれた 西洋医療分野での権威であり、東洋医学や補完・代替医療医学へも深慮を示す医療者は帯津氏だけではない。東北大学第一循環器内科の下川宏明氏は、「機械のように心臓を扱うのではなく、もっと命との繋がりを大切にしたい」と、帯津氏に循環器科同窓会での講演を依頼してきたという。呼吸を専門に扱ってきた東邦大学医学部教授医学博士の有田秀穂氏も、帯津氏の著書「ゆっくり呼吸で病気は治る!」の巻末対談でホリスティック医学への関心を率直に語っている。
 西洋医学界でもホリスティック医療の先駆者として認められている帯津氏は、博多養生塾に集まった一般市民に対し、西洋医学で考えられている健康法と、帯津氏が考える養生法との違いを次のように語った。「一概に、人間ドックの結果が正常だから健康、とは言えません。養生法は、この『何をもって健康とみなすのか』という点を大事にしています。特に私は攻めの養生が持つ推進力が非常に大事だと考えています。そのためには、いのちが躍動していないといけません。胸にたぎるものがないといけません」。
 そしてWHO憲章の健康の定義に対し、1999年に提案された文章を引用しながら、養生塾としての考えを次のように述べた。

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

 「健康とは、単に疾病や病例がないことを言うのではありません。このようにダイナミックなことも求められています。健康には躍動が大切なのだ、とWHOも提案しているのです」。
 続いて帯津氏は次のように語った。「躍動感を推進するのは『ときめき』です。私が、半世紀がん治療の現場に身を置き、30年ホリスティック医学に身をおいてきて実感したことは、ときめきこそが、がんの最大の特効薬であり、免疫力、自然治癒力を高める最大のものが、ときめきであるということです」。さらに人間の心のあり方がいかに病状に影響を与えるかを語り、「特に特にがんにおいてはその傾向が顕著です。しかし西洋医学は心の問題を疎かにしがちですね。ですから、その点を補完するためにもホリスティック医学を取り入れることが必要なのです」と続けた。

<死と向き合う人を癒せるのは当事者より死に近い人>
 「ときめき」を得るのに、難しいことをする必要はない。身近なものに意識を向け、一心に楽しむことだ。帯津氏が紹介するときめきは、食事、執筆活動、太極拳と、どれも今すぐ始められそうなものばかり。しかし一番ときめくのは「最後の晩餐」だそうだ。死と向き合う患者の恐怖を少しでも和らげることができるのは、当事者よりも死に近い人だとある人から聞いた。そこでいつも今日が最後の日だと思い生きるようにしたところ、最後の晩餐にあたる夕食にときめきを覚えるようになったという。これが最後だと思うと、背筋が伸び、覚悟ができ、ときめいてくるのだそうだ。
 帯津氏の大らかな言葉に聴講者が一気に色めきたった。会場には、がん治療中の当事者、もしくはその家族が大勢いた。そして塾の最後には会場のあちらこちらから、質問を求める手が次々と上がり始めた。

求めに応じて著書へサインを行なう帯津氏

(つづく)
【黒岩 理恵子】

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