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家づくり企業

注文住宅でもイージーとカスタムに分かれる その1

2010年4月13日 14:28

 「注文住宅」。施主が自由に選べ、想像していた理想の「家」が実現できると思うが、現実は違う。そもそも、注文住宅と謳いながら、その中身は大きく二つに大別できる。「イージー」と「カスタム」である。
 イージーオーダーの代表格は大手ハウスメーカーである。自由設計の注文住宅のようだが、実は違う。標準仕様のなかから決めていくのだ。例えば、設備機器はこのなかから、間取りはこのバリエーションからといった具合に、チョイスしていくかたちである。これは、外壁、屋根、サッシや室内ドア、住設機器などをメーカーとタイアップして大量仕入れ、あるいはロットオーダーと呼ばれる方法で選定する。これによって、ハウスメーカーは品質を安定させることができるのである。だから、同じような商品でもメーカーが異なったりすると価格が上ったりするのは、指定メーカーとは大量仕入れによりコストを下げているが、指定以外の商品では価格が上ってしまうからである。
 また、特にプレハブ系は工場で生産しているため、ひとつひとつを作ることなど不可能であり、仮に作るとしたら、莫大な費用が掛かってしまう。
 ある程度、住宅会社が選定したなかからチョイスするのであれば、イージーオーダー系の住宅会社でも問題なく、上手くあわせることができると、同様な商品でも安い価格で住宅を買うことができるのである。ただ、オリジナル性や特別仕様は難しくなる。

(つづく)

【石崎】

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