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「ホリエモン 吼える!」 堀江貴文氏単独インタビュー (5)

[直撃インタビュー]

堀江貴文氏 ―ライブドア社長当時、ネットとメディアの融合ということを打ち出しておられましたが、今のメディアとくにテレビ業界についてはどう思われますか。

 堀江 まずネットとメディアの融合というのは、単純にテレビのユーザーをネットに連れてくることだと考えていました。もしかしたら僕の言葉が悪かったのかもしれないですけど。というか「融合」と言った覚えはないんですけどね。マスコミが翻訳してそういう風に言ったのかもしれませんが、単純にテレビの視聴者をネットに引きこむようなかたちだけを考えていました。

 フジテレビの件にしても、僕自身は「ライブドアテレビ」にしようと考えていたんですが、たとえば24時間、画面の隅に「livedoor.com」と常に表示されるようにしておくとか、テロップにアドレスを表示するといったことで、ネットに視聴者を引きこむ。そして最終的にはテレビを見ないようにする。まあそれは極論すぎますけど、いずれにせよ、今のテレビの内容そのものは社会的意義がないですよね。

 僕がインターネットビジネスをやってきて思ったんですけど、結局必要とされてないこと、高すぎるものを売っているビジネスはいつかダメになるなと感じました。お客さんが喜んで納得してお金を払うようなビジネスが正しい。そういうビジネスじゃないと、長く安定的にはできません。

 そうしたことを考える中で、ネットビジネスはそうなってきたと思う半面、テレビは決してそうではなくなってきました。5年後か10年後かは分からないけれどもいつかはビジネスモデルが崩壊する、だから彼らのためにもなる、と考えていました。これから地上波テレビのビジネスは先細りし、残存者利益は残るでしょうが、それを狙うのは企業経営者としてはあまりにも夢が無さすぎます。

 だからこそ、フジテレビもネットに関わるビジネスに資源を移し、彼らの力と我々の力を合わせればヤフーなどを越えるのは容易だと考えていました。我々には技術力、ビジネス経験やノウハウはありましたが、ヤフーとは格段の差がある。その差を埋めるためには、テレビのマス広告の力を借りるしかないなと思いました。

 彼らに勝てれば、インターネットビジネスの中で覇権を握れるわけですから、次の何十年かは勝ち組でいられますよね。それはすごく分かりきっていたことですが、当たり前すぎて説明が難しい。「当たり前でしょ。何をいまさら」と言いたかったですよね。ただ、テレビはスポット広告が減るなどして、僕が考えていたような流れにはなっていますよね。

【大根田康介】

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