佐賀銀行のアーサーヒューマネットに見る不良債権処理の仕方(その2)
佐賀銀行さん、アーサーヒューマネットの資産をA社に売却されてはどうですか?
平成19年12月5日、弊社は、A社からの企業M&Aの依頼を受け、佐賀銀行本店(以下、佐銀)を訪問し、首脳陣へアーサーヒューマネット(株)(以下、同社)の資産についてA社への売却打診を行った。
当時、弊社としては、同社が本社不動産を6億5千万円で売却するという情報を既に入手しており、本社不動産売却は同社の企業価値を毀損するものであるとの危惧を抱いていた。(同社は、土地、建物込みで約18億円(当時の簿価は9億円)で取得しており、6億5千万円で売却すると2億5千万円の売却損が発生する。)
弊社としては、従業員特に営業部隊に大変な動揺が拡がり、離散してしまうのではないかという懸念を抱いていた。
メインバンクとして、A社への売却を小松社長(当時)へアドバイスをされてはどうかとの弊社の提言に対し、佐銀首脳は驚くべき回答をしたのであった。
(つづく)
【久米一郎】