不動産業界の問題点と課題

―不動産業界の問題点はどこにありますか。

　大村　賃貸斡旋・賃貸管理に関しお答えいたします。顧客に対する正しい情報開示が遅れていることです。過去の取引事例を開示するだけで、顧客は正しいマーケット状況を把握できますし、説明を行なう不動産会社は人が説明する範囲が少なくなり、生産性が上がると思うのです。業界自体の活性化にもつながります。

　物件自体の情報発信はインターネットの普及で飛躍的に発展しましたが、同じ物件の家賃が各社で違っていたり、そもそもマーケット状況を理解できる仕組みがない限り、本当の顧客サービスとはいえません。
　
　我が社では、無謀といわれましたが、賃貸斡旋から賃貸管理まで一連のオペレーションを管理できるシステムを開発しました。このシステムには入居者やオーナーへリアルタイムで情報を発信する仕組みや、相互コミュニケーションが図れる機能も内蔵しております。

　また、業者の受発注や社員への情報発信も的確に取り組める仕組みとなっております。このようなシステムを業界の多くの方にご利用いただき、業界の生産性が上がり、信用が高まる事が我が社の夢なのです。

～つづく～
【大根田康介】

（株）アパマンショップホールディングス
所在地：東京都中央区京橋1-1-5
設立：1999年10月
資本金：55億5,606万3,070円
業種：賃貸あっせん、ＰＭ事業ほか
年商：（08/9連結）592億1,800万円
TEL：03-3231-8020
URL：http://www.apamanshop.com/

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