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直撃インタビュー

【トップインタビュー】「PHP総合研究所」代表取締役社長 江口克彦氏(7)
直撃インタビュー
2009年10月 7日 08:00

「PHP総合研究所」代表取締役社長 江口克彦氏
地域主権型道州制に向けて 九州の若い力に期待

大きな夢を持て
 
 ―道州制が実現した場合、具体的に各地をどのようなかたちで変えていけば良いのですか。

 江口 九州でしたら、州都は10万人以下の鳥栖あたりがいいかもしれません。そして、それぞれの拠点をアメリカのように多様化していけばどうでしょう。

 たとえば、福岡はマンハッタンのような商業の中心地に、北九州はシカゴのように工業・製造業の中心地に、大分は世界的な保養地に、宮崎はシニア首都として年配の方たちが住みやすい街づくりをすすめ、アジアの人たちも受け入れてカリフォルニアのラグナウッズのようなところにし、鹿児島は観光の拠点にする。長崎は九州の文化の拠点、佐賀県は葉隠れがありますので武士道思想、日本精神の拠点にする。熊本は韓国・仁川を超えるハブ空港をつくればよい。

 州都は10万人以下でとどめ、拠点をたくさんつくって多様化することで九州全体を活性化できると思います。九州には東アジアの人たちが年間何万人も来ているわけですから、日韓トンネルをつくれば九州はグローバル化するし、もっと活性化すると思います。

 ―そう考えると、夢が広がりますね。私たちの世代は先が見えにくいという不安がすごく大きくて、夢がなければ各人の指針が定まらないと思います。

 江口 先ほど、ローソンの新浪社長がJCの若い人たちに「夢を持っても仕方ない」という趣旨のことを話したと言いましたが、どうしてそういう発想になるのかわかりません。この人は本当に経営者なのかなって思いますね。全国的に店舗展開するローソンの社長があのような発言をするのは好ましくないと思います。

 松下幸之助の経営は、とてつもない大きな夢を求めての経営だったわけです。「棒ほど願って針ほど叶う」ということで、できるだけ大きな夢を持てと言われ私は育てられましたから、新浪社長の発想はやはりどうかと思います。

~つづく~

【大根田康介】

【地域主権型道州制国民協議会】
PHP総合研究所・代表取締役社長の江口克彦氏を会長として、東京・新宿区で2009年1月26日に設立された。「増税をしない国家運営」「地域の産官学住による経済活性化」「地域住民秀建による元気な社会」を実現することが目的。国民の間でも地域主権型道州制の実現への機運が高まり、現在は全国56支部、3,000人の会員を擁する。年内には会員が1万人規模になる見込みで、さらなる発展を目指している。

<同協議会ホームページ>
http://www.dousyusei.jp/


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