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「あるかぽーと」(下関市)開発計画再び白紙へ(1)~紆余曲折の歴史
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2010年8月12日 17:15

 「あるかぽーと」(約4.3ヘクタール)は、下関市が海峡沿いを埋め立て開発したまさに「ウォーターフロント」であり、関門海峡の景観が優れた場所である。
東側は公共施設である下関市の水族館(海響館)があり、今年3月に併設したペンギン館の人気もあって、入場者は増加している。「あるかぽーと」の西側(3.4ヘクタール)は下関市が民間の事業提案を公募(公募面積2.6ヘクタール)し、応募に参加した業者の中から高得点順に再開発を打診した。しかし、最優先交渉者の大和リース(大阪市、大和ハウス工業100%子会社)に続き、次点の明豊エンタープライズ(東京都)も撤退を余儀なくされ、「あるかぽーと」開発は完全に白紙に戻ったことになる。
 当初の計画では、神戸製鋼所グループの下関みなとまち開発(藤井清崇社長)が2001年12月に、下関市と事業協定を結びホテルや複合商業施設を計画したが、地域住民や下関商工会議所を中心とする商工業者の反対の声に押され、計画は長い間宙に浮いたままとなった。その後、経済環境の変化などもあったが、07年3月に下関市議会がホテル用地の売却議案を否決したことなどの要因も重なり、政治主導色の強かった第一次「あるかぽーと」開発は紆余曲折を経て頓挫した経緯がある。

(つづく)

【北山 譲】


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