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【流通】ぽっかり空いた駅前一等地 大分パルコ跡地は何を語る?(1)
流通
2011年10月17日 13:17

 人口47万人、20万世帯が暮らす、大分県大分市。県庁所在地、大分市の主要駅前にも関わらず、駅前一等地に位置していた大分パルコが撤退し、現在空きビル状態が続いている。周辺は空きビル、空き広告看板、銀行の支店ばかりが目立つ寂れた雰囲気を醸し出している。なぜ、このようなことになってしまったのだろうか。

<撤退から10カ月、忘れ去られたPARCO>

大分パルコが入居していた大分開発ビル 2011年1月末をもって大分パルコが売上不振により撤退した。大分パルコは1977年に九州初のパルコとして誕生し、「大分開発ビル」の1階から7階部分に入居していた。
JR大分駅から約200mの中央通り沿いという駅前一等地に位置し、また周辺には地場百貨店トキハ、イオンリテールが経営をする大分フォーラスがある。現在、パルコ周辺にはその他に目立った商業施設はなく、近くには大分銀行本店をはじめとし、都市銀行、地方銀行、保険業支店をはじめとした金融機関や、空きビル、空き広告看板「広告主募集」「テナント募集」といった張り紙ばかりが目に付いた。

 営業中は『PARCO』という派手な看板がいくつか掲げられていたが、現在はすべて取り除かれている。現在はどの入り口も緑で植物の模様が描かれた白いフィルムで覆われ、なかを覗くことはできず、以前のパルコの面影はない。

 パルコの閉店について周辺施設にいた女性に聞くと、「あぁ、パルコありましたね。閉店したのはいつだったでしょうか。撤退して随分経ちますね」と、返事が返ってきた。パルコは、大分市民にとってすでに忘れ去られた過去の産物のようだ。

(つづく)

【柚木 聡美】

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