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【流通】ぽっかり空いた駅前一等地 大分パルコ跡地は何を語る?(6)
流通
2011年10月26日 14:57

<百貨店らしく、百貨店らしくない街>
トキハわさだタウン トキハわさだタウンは、大分の老舗百貨店であるトキハが運営する郊外型商業施設である。目の前には、国道210号木上バイパスがあり、周辺には稙田(わさだ)中学校をはじめとする教育施設や住宅地があり、JR大分駅からは約8㎞離れている。2000年に開業し、売り場面積は、6万4,505m2とこちらも大型の商業施設となる。核テナントは、トキハやスーパーマーケットを展開するトキハの関連会社であるトキハインダストリーである。また、スポーツデオ、ケーズデンキ、ペットショップ、アパレル関係のテナント、飲食店、シネコンなどがある。

 施設全体は白を基調としたデザインで、「店づくりはまちづくり」のコンセプトのもと、1街区、2街区といった具合に4街区に別れており、施設全体が大きな街となっている。 百貨店として、デパ地下によくあるような食品のコーナーや催し場のコーナーもしっかりある。一方で、百貨店らしくない490円の服が売られていたり、百円ショップ、マクドナルドなどのファーストフード店も入っていたりと、バラエティに富んでいる。

<2つの郊外型施設の客層>
 パークプレイス大分とトキハわさだタウンは、フロアの客層が違うように感じられた。パークプレイス大分は、各年代の消費者が入っているようだったが、とくに若年代が目立っていた。10代や20代の若者が多く、ファミリー層も多いが、周辺住宅地の世帯主の半数が30代ということあり、比較的若い夫婦と幼い子供といったパターンが多いように感じられた。

 一方、トキハわさだタウンは、付近に学校が多いこともあってか、地元の学生でにぎわっている雰囲気だ。もちろんファミリー層もいるが、百貨店であることもありパークプレイス大分よりも年齢層は高め。また、子育てがひと段落ついた50代、60代の夫婦の来客も多いようだった。

(つづく)

【柚木 聡美】

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