13歳以下のチームを対象にしたサーカーの大会「デットマール・クラマーカップ2012」が1月7日から同9日までグローバルアリーナ(福岡県宗像市)で開催された。主催はクラマーカップ実行委員会(実行委員長:元アビスパ福岡・服部浩紀氏)。大会名となったデッドマール・クラマー氏は日本サッカーの父と呼ばれるドイツ人指導者。日本代表を指導し、メキシコオリンピックにおける銅メダル獲得に貢献した。今回はU13の育成によるサッカーの発展を目指す実行委員会の趣旨にクラマー氏が賛同し大会の開催が実現した。
大会に先立ち、実行委員長で参加チーム・ルーヴェン福岡を指導する服部浩紀氏は「大会を通じて仲間の大切さを再認識してほしい」と激励。続いて会場提供した(株)グローバルアリーナ代表取締役の近藤勇氏が感謝の気持ちを持ってプレーすることを呼びかけて大会は開幕。3日間に渡り九州各地から参加した24チームが熱戦を展開。試合では選手たちの華麗なプレーに観戦者から驚きの声もあがった。決勝は長崎南山中学校(長崎)がセレソン都城(宮崎)を逆転で破り優勝。試合終了の瞬間、フィールド上で喜びを爆発させた。
最も伸びる時期といわれるU13世代。しかし日本では、中学1年生以下ということもありこれまで大きな大会に恵まれなかった。服部氏は「日本の将来を担うプレーヤーが生まれてほしい」と、今後の活動へ期待を抱く。
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