日本と中国、そして韓国の地方公共団体の首長や企業経営者などが三国の海をめぐりながら交流する、船上の経済発展交流大会が9月21日から6日間の行程で行なわれる。
この交流会は、一般財団法人日中韓経済発展協会などが主催して行なわれるもの。9月21日に巨大な豪華クルーズ船で中国・天津市を出発し、船内で講演会や晩餐会、フォーラム会議などを開催しながら、福岡市、釜山市など三国の主要都市を巡航していく。中国からは政府関係者や天津市に拠点を置く企業経営者など300人が参加予定。韓国からも100人超が参加する予定だ。そのほかにも中国の富裕層を中心に多くの参加者を見込んでおり、クルーズ船にはスタッフも合わせて約5,000人が乗り込む見込みだ。
船内では、福岡市、北九州市をはじめとした三国の地方公共団体の首長が「海のサミット」と称した懇談会を行なう予定。また、三国の病院関係者を集めた交流会を行なわれる。
中国では、富裕層を中心にメディカルツーリズムといった健康診断や医療を目的としたツアーがブームで、医療技術が高く、患者への対応の良さなどから、日本へのツアーはとりわけ人気だ。福岡は地の利の面から見ても、大いにビジネスチャンスと見られている。今回の船上フォーラムでは、中国の富裕層が多数集まる予定なので、日本の病院、福祉施設、老人ホームなどの関係者にとっては、絶好の機会となるだろう。
イベントの共同主席のひとり、日中韓経済発展協会の沖克成理事長は「中国の政府関係者や富裕層と数日間行動を共にするイベントなので、親密になれるまたとない機会。この船上イベントをビジネスのパイプ作りに役立ててもらえれば嬉しい」と話している。
■一般財団法人日中韓経済発展協会
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