ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

クローズアップ

情報の発信から『共感』の発信へ~樋渡啓祐武雄市長が福岡市で講演
クローズアップ
2012年9月21日 11:21

0921_kouen.jpg 20日、福岡市博多区のIPホテルで、樋渡啓祐武雄市長による講演およびフェイスブック交流会が行なわれた。樋渡氏は、2010年の出直し市長選挙や武雄市の行政施策を題材にしたテレビ番組の映像などを交え、自身の自治体経営論を説明した。会場には約100名の参加者が訪れ、樋渡市長のユーモアに笑い、選挙時の感動的なエピソードに涙した。

 1期4年で武雄市の知名度をあげることをメインテーマにかかげ、「騒ぎは起こすためにある」と語る樋渡氏。「対等に組む」「反省しない」「何事にも『過ぎる』」「パクリ倒す」「劇場化する」といった行動哲学について、故スティーブ・ジョブズ氏や孫正義氏を例に解説した。ケーブルテレビで中継されている武雄市議会は、市長と市議会の激しいやり取りが行われる一般質問時、視聴率50%、傍聴者200人、ユーストリームで2,000人が視聴するという。「議会は必ず面白くなる」という樋渡氏。今や、全国の自治体からたくさんの地方議員が視察に訪れており、市政そのものを観光資源化したと言っても過言ではないだろう。

樋渡啓祐武雄市長.JPG 市HPのフェイスブック移行、図書館運営の民間委託(TSUTAYAへ)など、矢継ぎ早に新たな施策を打ち出していく武雄市だが、樋渡氏は「情報の発信ではなく『共感』の発信」が大切であると強調する。「人はモノの背後にあるモノガタリを買う」という樋渡氏の言葉は、ツイッターやフェイスブックといったSNSの普及により、口コミが強力な宣伝媒体となった今、広報戦略の力点を「シェア(share)」におくべきことを示している。政治・行政の既成概念にとらわれない樋渡氏の自治体経営論に、参加者たちは口々にビジネスの参考にもなったと得心していた。

 今回の講演会を主催したのは、若手経営者からなる市民グループ「アンビシャス福岡」である。グループ代表の岩本壮一郎氏((株)アイリンクインベストメント代表取締役)は、会冒頭のあいさつで、「リスクチャレンジする若者」の集まりと説明。今後も、若年世代の啓発を目的に、政治や歴史などさまざまなジャンルで講演会や勉強会、交流会といったイベントを実施していく方針だ。

【山下 康太】

▼関連リンク
武雄市役所(フェイスブック)
アンビシャス福岡(フェイスブック)


※記事へのご意見はこちら

クローズアップ一覧
クローズアップ
2012年12月13日 14:11
クローズアップ
2012年12月10日 07:00
クローズアップ
2012年12月 3日 07:00
クローズアップ
2012年11月30日 10:41
クローズアップ
2012年11月29日 16:15
クローズアップ
2012年11月28日 10:45
クローズアップ
2012年11月27日 15:28
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル