JR鹿児島中央駅前の商業ビルに設置されている大型ビジョン(通称:A.ivision)が25日に、動画コンテンツを放送するニューメディアとして開局した。25日午前10時からは開局を記念したセレモニーが行なわれ、地元の幼稚園児や地元スポーツチームの選手たちがテープカットをし、開局を祝った。
AiVISIONを運営する福岡の広告代理店、(株)ラインズマン。代表の森泰人氏が長い間何も映っていなかった駅前の大型ビジョンに目を付け、広告展開する手法を計画、1年の準備期間ののち正式オープンとなった。大型LED液晶のビジョンは駅の東口にあり、サイズは240インチ。駅の乗降客がちょうど信号待ちしている時に、見上げる高さに設置されている。
また、今回はA.iVISION開局記念として「ガンバルマン総選挙」と銘打った企画がスタートした。これは、地元のスポーツチーム「サッカーのヴォルカ鹿児島、FC鹿児島、野球の鹿児島ドリームウェーブ、硬式野球倶楽部・薩摩」から頑張ってほしい選手を選んでウェブやはがきで投票するもので、投票者には豪華なプレゼントがあたる抽選もある。各チームの選手の紹介は、A.iVISIONで随時放送されている。ビジョンを使って、地元スポーツチームに関心興味を持ってもらおうというものだ。
ビジョンは新たなメディアとして注目を集めている。1日の乗降客が約8万人とされるJR鹿児島中央駅の前に動画広告や静止画広告を展開していく。CM掲載料は1枠5秒スポットが1時間に1回、1日16回流して月額1万円~と、かなり安価。運営する(株)ラインズマン代表の森泰人氏は「今までCMなどの広告展開をしていなかった中小零細企業も気軽にCMを打てるニューメディアとして役立ててほしい。あわせて、これまでメディアなどに注目されていなかった地元のスポーツチームなどが注目されるきっかけになれば」と話している。
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