<東京都の予算規模は韓国政府と一緒>
福岡の田舎者が東京都内を歩くと、「よくまー、これだけの高層ビルが建つものだ」とその規模のケタ違いに舌を巻いてしまう。東京都の予算規模は約12兆円である。これは、韓国国家予算と同等だ。この予算規模を知って驚くばかりである。大企業の本社が集中しているので、税収も豊かだ。全国の自治体はどこも財政難で苦しんでいるが、東京都はどこ吹く風である。総額1兆円の預金もある現実を耳にすれば、嫉妬するしかない。
東京都は、オリンピック開催準備基金も4,000億円貯めこんでいる。そして、今後計画されている公共事業は、『兆』を超すプロジェクトが目白押しである。9月に着工された外環道の工事は1.3兆円と言われる。日本橋などでの都心環状線の地中化事業は、総事業費4兆円は超える。福岡から見れば、本当にヨダレの垂れる公共事業ばかりだ。しかし、この地中化事業を推進する『要(かなめ)』の技術を有している会社が、ここ福岡に存在していることを知っているのは、数少ない。おそらく関係者しか知らないだろう。その会社名は(株)冨士機である。この会社が磨き上げた環境エンジニアリングの技術がなければ、地中化事業はスムーズに進まないのである。
痛快と言えば、痛快ではないか!!福岡での公共、民間問わずビッグプロジェクトの頭には、スーパーゼネコンが君臨する。地元の業者には、『雀の涙』のおこぼれが頂戴される。儲けの大半を、スーパーゼネコンは東京本社へと送金する。そして、税金というかたちで、財政豊かな東京都に徴収される。そういった収奪の構造が、連綿と続いてきているのだ。
その『中央一極繁栄』の差別構造に果敢に挑んでいるのが、この冨士機である。東京都内での至るところの地中化工事に関与して、その儲けを福岡に還元しているのだ。では、同社の技術力を紹介させていただこう。
<生コンプラント技術を進化させる>
藤田以和彦社長は、大学時代に創業した経歴の持ち主である。学生時代から技術開発に熱中していた。スタート時期は、大手生コンメーカーのメンテ工事を受けていた。顧客は生コン業者である。やがて、顧客から直接、生コンプラント製作のオーダーが来るようになった。全国規模で生コン業者が設備投資に奔走したことがあったが、同社も例に漏れず業績快調の期間を過ごした。この潤っていた時期に、さまざまな技術開発に専念したのである。
結果として、名商品を生み出したなかでも『汚泥の現場処理プラント』の開発がピカ一であった。同時に、汚泥の中性化の研究の成果として、汚泥改良システム『中性化固化改良工法』を確立した。この2つを組み合わせるとどうなるのか――。現場で汚泥を処理して通常砂・土壌に再生させる。そうすれば、その現場に埋め戻すことが可能になるのである。従来の工法では、収集した汚泥を一度、ダンプで処理現場に運搬する工程が生じる。莫大なコストが発生する。冨士機の工法を活用すれば、大幅な工事費の削減が可能になる。加えて、ダンプの往来も減り、交通事故も防げるメリットも生まれるようになった。
こうなると、当然ながら周囲から声がかかるようになる。福岡、九州の工事では規模が小さく、同社の工法のメリットが最大に活かされない。自ずと、工事がケタ違いに大きい東京都市圏・関西圏に現場が移っていった。もちろん中央進出にあたっては、並々ならぬ営業活動にも藤田社長が率先して動いた努力を無視するわけにはいかない。そして、ますます同社の出番となる環境が整備されてきたのである。
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<COMPANY INFORMATION>
■(株)冨士機
代 表:藤田 以和彦
所在地:福岡県大野城市瓦田4-15-26
設 立:1972年9月
資本金:5,000万円
TEL:092-504-3230
URL:http://www.kk-fujiki.jp/
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