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脱原発・新エネルギー

さよなら原発集会に1万人超~再稼働阻止を誓う
脱原発・新エネルギー
2013年11月11日 18:07

 原発廃炉や再稼働反対を訴える「さよなら原発!九州沖縄集会」が10日、福岡市・舞鶴公園で開かれ、九州沖縄地域から1万人超の市民が集まった。九州全体(沖縄を含む)の大規模な集会は、福島原発事故のあった2011年11月以来2度目。主催者を代表して青柳行信氏(原発とめよう!九電本店前ひろば)が挨拶し、「私たちは再びここに集まりました。日本の原発すべてが止まっているのは、ここに集まった人の意思と行動(の結果)であることを確認しよう」と宣言した。集会は、吉岡斉九州大副学長ら九州沖縄8県の25人が代表呼びかけ人となって開いたもの。

「さよなら原発!九州沖縄集会」 集会で挨拶する吉岡斉・九州大副学長集会で挨拶する「3・11行動する会」の(左から)広瀬隆、秋山豊寛両氏

 代表呼びかけ人らは、「日本は今、原子力非常事態宣言中。原発は安くも安全でもない」(石丸初美・プルサーマル裁判を止める会代表)など、原発再稼働を止める決意を次々に表明。吉岡副学長は、「過酷事故というのは、計り知れない、償いきれない被害をもたらす事故だということが明らかになり、脱原発・原発ゼロを実現しなければいけないと多くの人が考えている」として、「再稼働から元の流れへ復帰させる方向を全力挙げて止めたい」と訴えた。「(集会に参加するのは)学生運動以来。2年前は政府事故調の一員で中立性のしばりがあったが、それがなくなって(参加できて)嬉しい」と述べると、参加者から大きな拍手がわいた。

1110_genpatu_syukai_4.jpg 福島県いわき市から北九州市に避難している塚本神子さん(48)が、子どもへの被ばくやいじめを避けるために避難した思いを語り、「本当はふるさとに帰りたい。父母、友達に会いたい。しかし、放射能を受け入れた復興では、帰るのをほとんどあきらめて、身も心もボロボロです。もう少しだけ未来に期待したい」と訴えた。「3・11行動する会」の中嶌哲演、矢部忠夫、秋山豊寛、広瀬隆の各氏が挨拶し、「規制委員会に命は預けられない」(広瀬氏)、「今の政府は日本人を代表していると思わない。倒さないといけない。立ち上がるのは今」(秋山氏)などと呼びかけた。
 来賓として、社民党の吉田忠智党首、共産党の仁比聡平参院議員・議運理事が挨拶した。

 集会では、雨の降るなか午前中はプレイベントが開催され、歌や音楽などのライブステージが演じられ、子どもらによる「さよなら原発メッセージ」宣言が読み上げられた。本集会では、沖縄のラップミュージシャンのカクマクシャカのライブで幕を開けると、雨は次第にやんでいった。
 会場には約40のテントが並び、市民団体が手づくりのパウンドケーキや、食べ物や雑貨を販売。参加者も楽しみながら脱原発に参加した。集会後のパレードには、段ボールに白い紙を貼って「もっとみんなで もっと楽しく もっとデモしよう」と手書きしたプラカードなどが、市民にアピール。音楽に合わせて、メッセージを唱和するサウンド・デモでは「原発いらないが基本でしょう」などと呼びかけた。

「原発いらない」とパレードする人たち=11月10日、福岡市

 熊本市から参加した医療事務(30)は、「原発事故のことを忘れていたことがあるが、避難した方から仕事をなくし、未来を奪われたという訴えを聞いて、忘れてしまってはいけないと思った」と感想を語った。山口県周南市のグリーンコープ組合員(49)は「子どもの将来のために原発のない未来を残さないといけない。集会に参加して、原発ゼロへの気持ちを新たにした」と話していた。

【山本 弘之】


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