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健康ビジネスのキー・パーソン(6)~全日本健康自然食品協会 理事長 杢谷正樹氏(5)

2010年2月26日 15:32

消費者の声を反映できる団体に


 全健協では昨年、食養士・管理食養士の資格を取得している消費者の参加人数が、開設10年で1,000人を超えました。全健協はNPOで消費者の集まりですから、厳密な意味では業界団体ではありません。
 全健協は、消費者のいろいろな声を持っていることが強みだと思います。実を言いますと、モノを売る販売側の業界団体ではないということです。


 ただ反省すべき点は、消費者のみなさまとのコミュニケーションをほとんど行なっておりません。それが悪かった点です。業界でモノを作って販売する側とはいろいろと交流していますが、1,000人以上の名簿とコミュニケーションを活かせるような仕組みづくりが今後の課題でしょう。
 たとえば、「全健協の300人の消費者委員会は、このような制度に対してこういう意見を持っていますよ」と意見具申ができるようにする。いずれにしても、生活レベルの話に耳を傾けるという必要性に、ようやく気がつきはじめたということではないでしょうか。
 作り手の事情だけではいけませんが、昭和20年代~30年代、作り手側からムーブメントが起こり、マーケットが作られたことは間違いありません。


 純正食品マルシマとしては、食経験のある醤油という生業がたまたまあるわけですから、これは大いに活かしていきたいと思います。私は科学者ではありませんから、添加物が悪いとか、食経験のあるものが安全ですよとか、そういうことは一概に言えません。ただ、間違いなく申し上げられることは、「200年ものあいだ食べてきて大丈夫なものは大丈夫だ」ということです。意識のうえでは間違いなくそれはあります。食品添加物の世界では、サッカリンやズルチンが突然禁止になるようなことがあります。しかし、醤油にはたぶんそのようなことはこれからもないでしょう。


 やはり、新しいことには気をつけろというのがあるのではないでしょうか。マルシマでの醤油製造業としてのベースがありますので、そういうものを今後も大事にしていこうと思っています。媒体を使って情報発信を行ない、お客さまの声をもっともっと聞いていきたいと思っています。

(了)

【文・構成:田代 宏】

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