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【流通】ぽっかり空いた駅前一等地 大分パルコ跡地は何を語る?(3)
流通
2011年10月19日 14:14

<大分県下唯一の百貨店トキハ>

百貨店トキハ パルコの隣接地には、大分県下唯一の老舗百貨店(株)トキハの本店が存在する。本館最上階である8階が催事場、7階以下が子供用の服や雑貨、リビンググッズ、紳士服、婦人服、1階が化粧品や小物類、地下の2フロアが食料品となる。百貨店定番のフロア構成で、上層階の催事場から降りてくるときに買い物をする、いわゆる"シャワー効果"を狙ったものとなっている。

 10月は、イタリア展、京都展、親鸞展、婦人服の秋のバーゲンなどが催される。トキハ本店のフロアを見る限り、メインターゲットはおそらくミセスではないだろうか。昔からトキハを利用している常連客だろうか、60代以上の女性の買い物客がやたらと多く、逆に10代後半から20代辺りの若い買い物客はなかなか見かけない。

 トキハが県下唯一の百貨店グループとしての地位を築いたのは、故・上妻亨氏の功績による。創設間もないトキハに送り込まれ、半世紀以上にわたり社長、会長の職につき、相談役になっても80歳を過ぎても実権を握り、その間トキハを九州有数の百貨店に育て上げた。しかし、トキハの売上高は10年前744億円だったが、2011年2月期では489億円となり、厳しい戦いを強いられている。

(つづく)

【柚木 聡美】

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