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輝く九州の女性たち

福岡を元気にするなでしこ(3)~(株)咲ら化粧品 森咲子代表(前)
輝く九州の女性たち
2011年11月17日 12:00

 FIFA女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」。美しく強い「なでしこ」はスポーツ界だけではない。今、閉塞感ただよう福岡経済界において、男性顔負けでバリバリと働くパワフルな女性たちにクローズアップし、毎回ひとりずつ紹介していく。第3回は、(株)咲ら化粧品代表の森咲子さん。仕事について、また森社長が主催する「輝く女性の会」についてインタビューした。

<会社設立のきっかけは、自らの体感から>

森咲子.jpg 今回のなでしこ、森咲子さんが、洗顔石けん、化粧水、乳液など自然派基礎化粧品を販売する(株)咲ら化粧品を設立したのは、2006年5月。

 きっかけは、森さんが母親と高校時代から15年愛用していたある自然派化粧品が製造中止になったことだった。
 森さんは、ほかの化粧品を試してみたものの、どうしてもその化粧品が忘れられなかった。思い切ってその化粧品を製造していた会社を訪ね、お願いして一度だけ作ってもらった。周りの人に配るととても好評で、「この商品がなくなっては困る、もっと多くの人に使ってもらいたい」という思いが強くなった。もし、他の企業に任せ再び製造中止になってしまっては悲しい、そういう思いから森さん自身が製造元の化粧品をもとに開発を加え、自分自身の商品を作り、販売してみよう、と心に決めた。

 しかし、それまで、まったく化粧品業界に携わったことはなかった。大学では栄養学を学び、卒業してからは流通業界に5年間務め、人前で話す仕事がしたいと、テレビなどでフリーのリポーター業をしているところだった。化粧水を入れるボトルを作ってもらえるところさえわからず「もう、使いたい一心で、わけもわからずはじめた感じです・・(笑)」と、森さんは振り返る。
 こうして製造会社と試行錯誤を重ね、植物由来プラセンタや、ホホバ葉エキスなど、昨今研究が進み肌によいとされるものを新たに配合し、2003年3月に発売を開始した。

 「自分が使いたいものを、そして買いたい値段で・・」と森さんが設定した金額は、通販や化粧品業界の関係者からは、「使用している成分の割に値段設定が安い」と驚かれる。「だから儲からないのかも・・」と、森さんは苦笑い。薄利であっても「お客さんに喜ばれることも多いんです」と、森さんは嬉しそうに言う。

(つづく)
【佐藤 公美】

| (後) ≫

<プロフィール>
森咲子_p.jpg森咲子(もり さきこ)
(株)咲ら化粧品代表。福岡市生まれ、福岡市育ち。中村学園大学 食物栄養学科を卒業。
大学卒業後は流通業に勤務、MC(司会者)の事務所に所属し、司会業、その後事務所を移転し、フリーのMCとして司会やTVリポーター(釣り番組、情報番組、住宅番組など)や、芝居を行う。2003年3月21日オリジナル化粧品「咲ら」販売スタート。2006年5月25日株式会社咲ら化粧品に組織変更。


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