FIFA女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」。美しく強い「なでしこ」はスポーツ界だけではない。今、閉塞感ただよう福岡経済界において、男性顔負けでバリバリと働くパワフルな女性たちにクローズアップし、毎回ひとりずつ紹介していく。第2回は、マニュライフ生命保険(株)で、プランライトアドバイザーとして勤める関戸秀子さん。保険業とライフワークであるボランティア活動についてインタビューした。
<社会への恩返しをしたい>
仕事で多忙な毎日を送るなか、関戸さんがもうひとつライフワークとして大切にしているのが、ボランティア活動だ。「福岡ライオンズクラブ」に所属し、昨年から1年間は、会長職も務めあげた。
同クラブでは、男性の会員が多いなかで初めてとなる女性会長だった。会長としての1年については、「各会員の方々はさまざまな考え方を持っていますので、やはりそれを1つにまとめることは難しい点もありました。だけど皆の支えで務めあげることができました。ただ、もしかすると、私が引っ張っていったというよりも、単に『してください』『お願いします』といった人の力を借りるための頼み方がうまいだけなのかもしれませんが...(笑)」と、関戸さんは朗らかにいう。
また今年は、東日本大震災を受けて、会長として、街頭募金をはじめ、献血活動などにも精力的に取り組んだ。一方で、女性ならではの視点で、虐待を受けた子どものためのボランティア活動への支援にも携わった。「今後はさらに同じ志の仲間を増やしていき、自分の時間を使って人々を勇気づけることができるような、精神的に何かを与えることができる団体になっていければいいと思います。そうすると、さらにより良く、住みよい社会になっていくのではないでしょうか」と、語る。
ボランティア活動を続けるなかで、仕事に対する思いもまた変化してきた。「ボランティア活動を通して得た奉仕の精神を持てば、仕事のうえでも困った方に手を貸すことができると、気付かされました」と、関戸さん。
また、今までの仕事、人生を振り返り、「多くの人から支えてもらってきた、これからは、若い人をサポートすることで社会に恩返しをすることができればと考えています」という。
今後の目標については、「仕事もボランティア活動も両立し、仕事は生涯現役でいけたらよいな」と、語る関戸さん。「これからもボランティア活動で学んだことを、仕事だけでなく、自分の周囲にも活かして生きていきたいと思います。人のために生きる―それが、私が生きてきた意味、生きがいだと思います」と、ほほ笑みながら語る。
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<プロフィール>
関戸 秀子(せきと ひでこ)
静岡市出身。結婚を契機に福岡県へ移住。第一生命保険(株)16年、明治安田生命保険(株)6年勤めたのち、現在はマニュライフ生命保険(株)に勤め、6年目。一男一女の母。趣味はゴルフと音楽(シャンソン)。2010年6月から2011年6月まで、福岡ライオンズクラブ初の女性会長を務めた。
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