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中洲バトルロワイヤル

済州島の夜 「韓流ガールズバー」に潜入!~中洲バトルロワイヤル2012 番外編
中洲バトルロワイヤル
2012年3月13日 10:51

 先週は、小生が寄稿させていただいているNET-IB(データ・マックス)の方々に同行し、アジアのハワイと呼ばれる韓国・済州島に足を踏み入れた。ハワイと言っても、時期が時期だけに、福岡よりも若干寒いくらいで、ビーチで日光浴を楽しめるような状況ではない。
 昨今の韓流ブームもあり、現地ではガイドや運転手はもちろんのこと、それぞれの観光名所でも日本語の対応は完璧といっていいくらい。街並みも日本に少し似ているところがあり、まるで日本にいるかのような印象を少なからず受けた。

0313_k1.jpg さて、観光地の紹介は、他の記者に任せるとして、小生の持ち場はやはり夜の街。上海での教訓をふまえ、余計な現金とカード類は携行せず、宿泊した済州市内のホテル近くにある歓楽街へ足を踏み入れたのである。
 飲食店が軒を並べ、寒さが厳しいなかでも多くの人が行き交う大通りでは、ところどころで日本語が目に入った。ひと通り歩き回り、まず気づいたのは、日本語の表記がある店は飲食店か風俗店、もしくは、いかがわしい雰囲気をかもし出しているマッサージ屋?に多いということだった。

 さてさて、マジメ(萬月的に)な飲み屋さんはどこなのだろうかと、しばらく思案。客引きや案内所がまったく見当たらず、情報がまったく得られない。とりあえず、過去の経験から「入るな、キケン!」と感じるところも見ておかねばと、地下に降りていく人気のない店へ入った。
 「カラオケ」という表記があった店なのだが、透明なガラスの入口の向こうには全くといっていいほど人気がない。客の到来を知らせるチャイムが鳴ってから、恰幅のよい女性(店長?)が店内の個室と思われる場所から飛び出してきた。過去の経験と犯罪発生率が高いというネット情報から、「混じるな、キケン!」と判断したので一目散に撤退。事なきを得た。

0313_k_2.jpg とはいえ、何ら戦果をあげることなく帰るわけにはいかない。とりあえず、人がいそうな酒場で地元情報に明るい日本人を探そうと、大々的に「BAR」と書かれたマジメそうな店に入った。すると、そこは地元の若者で賑わう、日本で言うところガールズバー。ただし、日本人がまったくおらず、普段訪れないためか、日本語の対応もまったくできない店だった。

 日本人がよく訪れる観光地だけに、店の娘は自己紹介程度なら日本語か英語が話せたが、こちらもカタコト、向こうもカタコトとあって、コミュニケーションはすぐに行き止まり。ここで店側は、インターネットを駆使して、見よう見まねで日本語を紙に書いて会話をするというサービスを展開。暗礁に乗り上げていた会話も続くようになった。

 「社長が贈り物で日本送ってくれる」
 「社長と親しくないです」
 文字だけみると、意味深な話になってしまうが、話の流れから、その店は日本にいたことがある韓国人がオーナーで、1年間、頑張って働くと日本旅行がプレゼントされるという話だ。後の一文は、「ぜひ、そのオーナーに会ってみたい」という小生のオーダーに、「名前を知らない」という意味で寄こされた回答である。

 何はともあれ、現地の娘と交流を楽しめた夜を過ごせてひと安心。料金もカクテル2杯で1ドリンクを店の娘にあげても、2,000円ぐらいとお手頃だった。今後、もっと多くの日本人が地元客で賑わう店に飲みに行けば、もっと楽しめる環境になるかもしれない。それは我がホームグランドの中洲にも言えること。門戸を開くことで、新しいビジネスチャンスも生まれるのではないだろうか。一番近いのに、どこかで距離を感じている隣国の夜、奇しくも満月が輝く空を見上げながら、ホテルへの帰途についた。

【長丘 萬月】

長丘 萬月 (ながおか まんげつ)
1977年、福岡県生まれ。雑誌編集業を経て、2009年フリーライターへ転身。体を張った現場取材を通して、男の遊び文化を研究している。

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