既報の通り、福岡2区(福岡市中央区・南区・城南区)で急増中の民主党・稲富修二衆議院議員ポスター。それに負けじと、福岡2区に限らず福岡市内で増え続けているのが公明党ポスターである。もはや福岡で公明党のポスターを目にしない日はないのではないか。
その公明党が、福岡3区(福岡市早良区・西区、糸島市)に、公認候補者を擁立しようとしている。さらに地域政党・大阪維新の会が公認候補者を擁立すれば、公明党やみんなの党との選挙協力があるとすれば、どのような形になるのだろうか。
大阪ではとくに公明党と大阪維新の会の親密さをうかがわせる。
公明党の白浜副代表は大阪市内で地域政党・大阪維新の会の代表を務める橋下徹大阪市長と会談。公明党が賛同する形で職員基本条例などが成立したことに対して、橋下氏は白浜副代表に礼を述べた。
また、「協力関係を強固にしていく」ことで 「大阪都構想」を念頭に置いた地方自治法の改正案と大阪市政改革、そして次期衆院選挙での 協力も前向きに検討するとみられる。
次期総選挙で大阪維新の会は公明党が 公認候補者を擁立する大阪府と兵庫県の6つの小選挙区に候補者を擁立しないといった選挙協力の調整を進め、今後の協議を続けるという。 この選挙協力は大阪府と兵庫県が中心の話だが、関西地区以外での選挙区にはまだ明らかになっていない。
大阪維新の会は「維新八策」に、企業・団体からの政治献金の禁止を盛り込み、政党交付金についても 現金支給を抑制する制度改正を盛り込むと示しており、情報発信と水面下での両面で動きを加速させている。
最近、福岡のメディアでもインタビューやアンケートなど、第3極についての特集が目立ってきた。「誰が何をするか」に対する注目度は高まっている。
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