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祝・新社長就任、先代が築いた信頼と実績を継承~(株)中原工務店
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2013年2月 4日 14:39

 創業から47年を迎える老舗管工事業者である(株)中原工務店は、2013年1月に代表取締役社長が交代した。新しい社長に就任したのは、生え抜きの宮口新氏。そして、今まで同社を牽引してきた中原賢勝氏が、代表取締役会長となった。いまだ低迷が続く業界のなかで、事業をどのように展開し、舵取りを行なっていくのか――。宮口新社長に今後の抱負を含め、話を聞いた。

 ――まずはご就任おめでとうございます。今回の社長就任のお話は、急ではなかったのでしょうか。

nakahara_s_1.jpg 宮口 先代の中原賢勝会長の社長在任期間が20年となっていましたので、会社の体制を変えることを視野に入れた事業継承を考えてあるのではと感じていました。ぼんやりとした継承の話が具体的になったのは昨年のお盆明け頃でしょうか。水面下で話が進んでいたようです。
 ある日、次期社長に指名されました。「果たして自分に務まるのかな」との思いがめぐりましたが、「恩返しをするときは今」との思いから受けることにした次第です。社長就任への正式発表は年末に行なわれた取引業者との席で、中原会長がなされました。緊張で身が引き締まる思いでしたが、会長の意向を引き継ぎ、今年1月に正式に社長に就任いたしました。
 今回の社長就任の話は、降って湧いたようなものではなく、事業継承をどうするのか、会長の長年の考えのもとだと思っています。

 ――この業界に入られたキッカケは何だったのでしょうか。

 宮口 もともと私は中原会長の大学の後輩にあたり、学生時代から交流があったのです。私が就職活動の折に中原会長に就職先の相談を行なったところ、トントン拍子に入社となり、以来、約30年間、今なお勉強させていただいています。

 ――今後、どのような事業展開を行なっていく考えでしょうか。

honsya.jpg 宮口 基本的には、今後も福岡市を中心とした戸建て住宅や低層アパートなどの給排水の設備事業をメインとして手がけていきます。大工工事業もあるのですが、規模的には小さく、大規模な職人を抱えて行なうことは考えていません。重要なのは、長年の取引先である大手住宅メーカーとの連携をさらに強めていくことです。
 そのためには、工事業者を含め社員全員の質を上げていき、信用と信頼を得ることと考えています。ありがたいことですが、この戸建住宅の工事には厳しい品質規格がなされており、施工についても高い技術が要求されます。この高い要求が弊社の質を高めてくれたのだと感謝しています。
 また、これまでになく施工する給排水設備の質も向上しており、以前にはありがちだった小さな水漏れなども、今はなくなりました。24時間呼び出されるメンテナンスに振り回されることがないほど、設備機器が良くなっています。これは、私ども現場の意見を汲み取って早急に改善を行なってくれたことが、工事の作業効率アップにつながっているようです。「福岡には中原工務店が控えているので安心」――と信頼と実績をもとに、これからも設備工事をメインとした事業の継続は行なっていきます。

 ――では、最後に社長として、今後の抱負をお願いします。

 宮口 考えているのは、さらなる事業の基盤固めと並行して、ほかに新しい分野の事業を検討していることです。ただし、今はまだ「その時期が来たら申し上げる」としか言えませんが...。
 とにかく今は、難しく考えず、引き継いだ事業を無理なく継承することが使命と思っています。築き上げた品質を落とすことがないように、日々精進していきます。

【道山 憲一】

 今回、特別に福岡市水道局にも弊社からコメントを求めたところ、「新社長就任おめでとうございます。長年、福岡市の水道事業に携わっていただき、感謝しています」とのお祝いの言葉を頂戴した。
 民間の設備工事業と並行して、公共工事にも手を抜かずに注力する同社の姿勢がうかがえた。宮口社長を中心に、今後もさらなる品質向上を求めていく同社に、期待をしたい。

<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡市南区柳瀬2-8-23
設 立:1965年2月
資本金:4,500万円
売上高:(12/8)7億366万円


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