災害に限らず、今後、消費税増税やＴＰＰなど、経営環境の激変が予想されるなか、企業が生き残るために必要なのは財務状況を認識し、それに基づいた的確な経営方針を構築する力、すなわち『財務経営力』。７月29日（月）午後６時から、データ・マックス 研修室（福岡市博多区）で、財務経営力を強化するための無料講座が開催される。

　講師は、大規模災害や経済危機といった不測の事態におかれても企業が存続するために必要なＢＣＰ（Business continuity planning、事業継続計画）策定のアドバイサー・小西一三氏。小西氏は、日本BCP協会所属のほか、日本FP協会・２級ファイナンシャルプランナーとして、相続と事業承継のコンサルタントとして活動中。日本BCP協会のアドバイサーが数少ない九州において小西氏は、BCPの第一人者と言える存在。現在、各業界から講師として注目されている。

　小西氏は『財務経営力』に関する我が国に見られる変化を以下のように説明する。
　「2011年12月、日本国の中小企業政策が大きく転換しました。中小企業審議会は、（１）成長のための知恵・知識・ノウハウ、（２）資金の確保・調達、（３）財務経営力、（４）国際競争に耐えうる技術力・人材などからなる『戦略的経営力』の強化が必要と決定。このうち（３）の財務経営力を中小企業に身につけさせる方法として、『中小企業経営力強化支援法』を定め、支援事業を行なう者の認定制度を創設しております」

　小西氏が行なっている支援事業の内容は、ＢＣＰ策定のみならず、事業計画策定、事業承継・Ｍ＆Ａ、売上拡大までおよぶ。今回の無料講座では、「中小会計要領」（中小企業庁）をもとにした財務諸表の改善についてアドバイスも行なう。参加費は無料。参加お申し込みは、以下のメールフォームで。

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