福岡市博多区の博多スターレーンで14日、「留学生のための就職説明会」が開催された。この説明会は、文部科学省の委託事業として、社団法人・福岡県専修学校各種学校協会が主催するもので、福岡では初めての開催となる。
この日、留学生の採用を目指す企業14社の人事担当者が、リクルートスーツに身を包んだ留学生たちに自社の説明を行なっていた。主催者の中村理事長は「福岡県は全国の都市でも留学生の数は3番目に多いが、就職率はきわめて低い。こういう機会を設けて留学生の就職率のアップにつなげたい」という。
せっかく日本の専門学校で日本の技術を学んでも、就労ビザの関係もあり、なかなか就職できないため「実務経験のないまま本国に帰ってしまう」ケースが多いようだ。また、日本の国家資格自体は、留学生でも受験できるものが多いが、「漢字が読めない」など、資格試験の勉強以前の問題で、海外の学生の合格率は極めて低いのが現状で、留学生の就職には抜本的な改革が必要とされている。
この説明会に参加した、福岡デザインコミュニケーション専門学校の学生、アルダナ(ARDHANA)くんとレニコバ(LENIKOVA)さん。アルダナくんはインドネシアから福岡に来て3年半、ゲームプログラマーを目指している。一方のレニコバさんは3年前ロシアから福岡に来て、アルバイトをしながらインテリアデザインを学んでいるという。二人とも福岡での就職を希望している。今春卒業予定の大学生の就職内定率が70%程度で推移しているなか、福岡などの地方都市では、留学生の就職はさらに厳しい状況にある。
アジアの玄関口を標榜する福岡。未来ある若者の受け皿となる就職先の確保が今、重要な課題となっている。
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