アップル社がスマートフォンの新機種「iPhone5」を9月21日に発売する。99カ国・地域で同時発売されるということで、待ちわびている日本人も多いのではないだろうか。しかし、お隣の国・中国では、すでにインターネットショッピングサイトに多数の「iPhone5」が売り出されていることが判明した。
「iPhone5」が多数出品されているのは、中国のショッピングサイト最大手の「タオバオワン」だ。「iPhone5」で検索すると、発売4日前の17日の時点で、すでに1,200件もヒットするのだ。当然、本物の予約販売もあるのだが、なかには堂々と偽物を謳っている業者もあるから驚きだ。偽物の最安値は50元(約600円)。日本円で2,000円ぐらいになると、すでに数百台売れているショップもある。購入者のコメントを見てみると、「普通に使える」「見た目が大事」などの書き込みがあり、彼らは騙されているというより、偽物と受け入れて、新しいものを試してみたいという人たちなのかもしれない。
ちなみに、本家の「iPhone5」は従来品より薄くて軽くなり、通信速度が2倍にアップしたことが特長。価格は容量によって異なり、1万5,500円から3万1,000円となっている。
iPadの商標権問題などで、新製品が出るたびにアップル社と騒動を起こしてきた中国のパクリ企業たちだが、コピーされては訴訟を起こすという、不毛とも言える"いたちごっこ"は当分終わりそうにない。
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