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参院選をめぐり不協和音? 日本維新の会・福岡県総支部
政治
2013年4月 6日 07:00

isin.jpg 日本維新の会(以下、維新)が地方組織を立ち上げ、支持基盤の拡大を目指す。5日、河野正美衆議院議員を代表とする同党福岡県総支部は記者会見を開き、代表以外の役員人事を発表した。なお、同支部は3月25日に福岡県選挙管理委員会に政治団体として設立届を提出している。各都道府県の総支部の数は現在のところ22。九州では福岡のほかに熊本、宮崎、鹿児島で設立され、各県の衆議院議員が代表に就いている。

 河野氏の発表によると、福岡県総支部は、幹事長に冨永周行福岡市議、政調会長に平原潤北九州市議、青年部長に投資コンサル会社社長の岩本壮一郎氏が就任。また、高山博光福岡市議を相談役とする。岩本氏は、日本維新の会の母体である地域政党・大阪維新の会が開いた「維新政治塾」の卒業生。河野代表によると岩本氏は、同じ卒業生たちのまとめ役のほか、福岡における人材発掘の中心的役割を担うという。

<参院選をめぐり不協和音?>
 新たに党員を募り、支持基盤の拡大を目指す維新の福岡県総支部。今年7月の参議院議員選挙では、同党公認候補にとって頼もしい存在と言える。ところが、5日の記者会見で、維新の党設立大会で1次公認として発表された元九州朝日放送記者・吉田俊之氏(56)の『立候補予定者プロフィール』が配られるも吉田氏本人は出席せず。

 河野氏は、「(吉田氏と)まだお会いしていない」と語り、吉田氏の公認について「維新とみんなの党(以下、みんな)の両幹事長の話し合いで決まった」「地元の人間の意見が参考にされていない」「不満はゼロではない」などと発言。吉田氏の公認についてただならぬ雰囲気を醸し出した。また、三役の1つである総務会長が空席となっている福岡県総支部だが、吉田氏の役職は「今のところ考えていない」(河野氏)という。参院選におけるみんなとの選挙協力については「各県とも難しい対応になる」との見方を示し、連携協議を早急に行なう必要があるとした。

 一方、吉田氏は党設立大会に参加後、みんなの佐藤正夫衆議院議員が同日夕方に北九州市で開催した国政報告会に出席し、維新との連携を強調した。しかし、自党である維新内の選挙体制については「(吉田氏と)まだ話し合っていない」(河野氏)という。一方、吉田氏はNET-IBの取材に対し、河野氏の秘書から、県総支部の設立発表の後で立候補表明に関する記者会見を行なうように伝えられたと説明した。何やら行き違いがあったようだが、"世のため人のため"に政治を志す者同士が、政策論争の対立ではなく、私情でいがみ合っているという話ではないことを祈るばかりである。

【山下 康太】


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