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日本はマラソンがブームだが、韓国は「登山」が熱い
文化・スポーツ
2013年12月27日 09:00

fukei.jpg 日本は空前のマラソンブーム。東京マラソンや大阪マラソンは回を重ねるごとに定着し、九州では、福岡や北九州にも「フルマラソン大会」が誕生する。ただ、海を渡ると状況は一変。中国には北京や上海に国際マラソンがあるが、大気汚染と日中関係の悪化などにより、日本企業を中心に、スポンサーが撤退傾向だ。韓国は、ソウルや慶州に市民大会があるものの、韓国人行政関係者によると「マラソン熱はかなり低い」という。

 福岡では街中を市民ランナーがジョギングで走る姿を時折見かける。しかし、ソウルにそういった光景は「まずない」そうだ。韓国人政府関係者は「日本人のマラソン熱は非常に高い。『ストイック』な民族性もあるだろう。日本人は自分を追い込んだり、物事に打ち込んだりすることを欲する民族。ただ走っているだけのマラソンで『達成感』を感じるのは日本人特有ではないか」と話す。
趣味や健康維持の域を超えて、マラソンに没頭する日本人も多く、一部の韓国人は「楽しくもないことを日本人はよく何時間もやれるな」と冷ややかだ。たしかに「対戦型」でもなく「スリル」もないマラソンに「楽しみ」を見出すのは、ストイックさが前提になければ出来ないことかもしれない。実際に、韓国・慶州で開かれるマラソン大会は日本からエントリーした市民ランナーがランキング上位を占めることもあり、近年は、慶州マラソンには福岡からも参加ツアーが出ている。

 では、韓国に、「余暇で運動したり、健康づくりをしたりするために身体を動かす」文化はないのか・・・。韓国人行政関係者は言う。「韓国では『登山』が大ブーム。ここ十数年、韓国ではソウルや釜山近郊の山に登る人が急増している。週末に登山口近くの駅に行くと、人で溢れかえっている」と。

 市民にも人気なのはソウル近郊の北漢(プッカン)山(標高836m)で、登山口から近いプルガン駅は登山客で人の波できている。険しい登山ではなく、楽しみながら山の空気を味わう。「登山合コン」も流行で、合コンツアーを組む代理店もあるそうだ。また、登山用の服装を日常生活のファッションに取り入れるトレンドも出てきた。定番はノースフェイスだというが、色合いが鮮やかなモンベルやメレルなど日本メーカーも人気が高い。プルガン駅周辺には豆腐チゲ専門店や、あひる・鴨肉の飲食店が並び、登山を終えた客が立ち寄って酒を飲みながら食を楽しむ。登山で汗をかき吸収力も上がっており、酒も進む・・・。ちなみに、日曜の夜にプルガン駅から地下鉄に乗ると「車内がマッコリくさい」そうだ。

【杉本 尚丈】


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