フランスの首都パリの西部に位置するブローニュの森「アクリマタシオン公園」で、4月7日から5月8日までの1カ月間、「Le Jardin Japonais~春祭り~」が開催された。東日本大震災の復興支援と日本文化の紹介を目的としてパリ市が主催する大規模なイベントである。期間中、パリにおいては例外的といえる悪天候が続いたが、約17万人の入場者が来訪。普段、目にすることができないお茶や着物ファッションショー、たこ焼き屋などたくさんのブースは大盛況の様相を呈した。
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福岡からは、ジュエリーメーカー「Ms GOD(ミスゴッド)」((株)MAGNET E)やカジュアルウエアを展開する「H by Figer」などが4月21日から27日まで出展した。「Ms GOD」は、日本の伝統である浮世絵をモチーフにした作品を展示。好評を博し、今後、パリのギャラリーで継続的に販売が行なわれることが決定した。一方、「H by Figer」は、博多織を使ったシャツなどを展示。美意識の高いパリの市民にも販売を成功させた。
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最近、JAPAN EXPOなどの日本をテーマとするイベントが目立つフランス。その背景には、フランスで放映されている日本のアニメが絶大な人気を誇っていることもあるという。同様のイベントが増えることで、今後ますます日本文化がフランスに浸透していくことが期待できそうだ。
▼関連リンク
・Ms GOD公式ホームページ
・福岡発の名作ジュエリー「Ms GOD」が芸術の都へ
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