「国民生活を貧しくしてしまったデフレと円高を最優先課題として解決する」。自民党前職の山本幸三氏(64)は力を込める。3年3カ月の民主党政権を「素人政治のみじめな結果」と一刀両断。「結果に責任を持つのが政治。地道に結果を出す政治を今こそ取り戻す」として、自公政権の復活を訴える。
TPPについては、「食の安心安全を守るため、日本農業を守るため、例外なき関税撤廃には反対。農業だけでなく、医療、日本全体がおかしくなる。そうならないように、しっかりした外交を進める」と強調している。
「原発を減らしていかなければいけないが、スローガンだけ叫ぶのは無責任」と、民主党などを批判する。
1993年の初当選以来、衆院議員5期。第1次安倍内閣では、経済産業副大臣を務めた。豊富な経験と実績をかかげ、「政策実行力」で勝負と意気込む。北九州空港の滑走路延伸などの「思い切った公共投資の拡大」のほか、「中小企業対策」「教育の充実」「企業誘致」などを公約している。
福岡県立京都(みやこ)高校卒業、東京大学経済学部卒業。大蔵官僚から大蔵大臣秘書官を経て政界入り。得意分野は、金融論・金融政策、医療・年金などの社会保障政策。
(候補者紹介は届け出順)
▼関連リンク
・山本幸三氏公式ホームページ
【2012衆院選・福岡10区立候補者(届け出順)】
・自民党・前職 山本 幸三 氏(64)
・共産党・新人 高瀬 菜穂子 氏(52)
・みんなの党・新人 佐藤 正夫 氏(57)
・民主党・前職 城井 崇 氏(39)
※記事へのご意見はこちら