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【傑物】福岡銀行・谷正明頭取、今年6月に全国地方銀行協会会長に就任(2)
コダマの核心
2013年1月12日 07:00

<経営企画部専任の組織内の人>
 なぜ、谷正明頭取が地銀協の会長に就任できるまで銀行内の競争に勝ち残れたのかを、追跡レポートしてみよう!!まず、経歴から追ってみる。生まれは1943年1月23日で、近々70歳を迎えられる。北九州市出身、県立東筑高校を経て早稲田大学を卒業後、1966年4月に福岡銀行に入行。この年は【花の66年】と言われるほど、優秀な人材がそろった。その逸材ぞろいのなかから鍛えられ、ビジネス力を身につけていったのである。

 福岡銀行は、炭鉱融資で経営ピンチに陥った状態が長く続いていた(この経営危機のときから、福銀の頭取は日銀からの天下りポストであった)。だが、1966年当時には、もう経営再生のメドがつき始めた時期でもあった。入行した時点から、幹部候補扱いとして本店内の企画本部畑を歩いてきた。谷頭取は支店長経験がない稀有な経歴の持ち主であった。これが後に強みとなった(後記する)。

 たしかに、谷氏の"運力"は人並みをはるかに超越していた(入行が1年遅れた同僚の証言によると、『66、67年当時の行内の組織レベルは幹部候補を選ぶような人事戦略が整備されているような状況ではなかった』そうだ)。
 その後も谷氏は、出世街道を順調に歩んだ。93年6月に取締役に就いたのが50歳のときであった。95年6月に常務に昇格、99年6月には専務へ昇った。さらに2000年4月に副頭取に到達して、ついに05年には久しぶりの生え抜きとなる谷頭取が誕生した(過去においては5代にわたって日銀OBが頭取に君臨していた。最後の日銀OBの寺本頭取が、当時の谷副頭取の手腕を評価して生え抜き頭取の人事を決断したようだ)。そして07年4月には、(株)ふくおかフィナンシャルグループの取締役会長兼社長に昇り詰めたのである。

 谷氏が久しぶりの銀行生え抜きとして頭取に抜擢された際には、取引先からは「谷新頭取に今まで会ったことがない」という声が大半であった。かつては先輩のなかで、杉浦・富重・後藤というそうそうたる大物外交官・外交役が活躍していた。たとえば、「いやー富重さんには非常にお世話になった。あの人のおかげで今日の我が社がある」という感謝の証言を耳にすることがたくさんあった。だが、「谷さんとは非常に懇意にしていた」と語る経営者には、お目にかかったことはない。谷頭取はまさしく、【組織内の人・内向きの人】であったと言える。

(つづく)

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