防水工事業として創業後、福岡県糸島市へ本社を移すとともに地域密着型企業として、太陽光発電の販売施工を中心に精力的な営業展開を行なう（株）九州住建。拡大する市場と増え続ける企業のなかで、笠俊治代表の見据える今後の展望を聞いた。

＜移り変わる時代のなかで求められる住環境づくり＞
　――御社は本社を置く糸島地区を重点的な営業拠点とし、地域との密な関係性を築いています。

　笠　弊社が掲げる企業理念として「顧客第一主義」があります。具体的な例として、販社として特定のメーカーと専属契約を結んでいないことから、お客さまの予算や状況に応じた提案が行なえます。弊社がご提案する太陽光発電は、多くの地域のお客さまに利用していただいています。お客さまの多岐にわたるご要望のなかで、メーカー・販社、そしてお客さまの相互にメリットを得られる提案ができるよう心がけています。

　新規のお客さまとして、既存のお客さまからご紹介を得られているのは、そうしたお客さま目線の提案を評価していただいている証ではないでしょうか。既存のお客さまから新たに設備を取り付けたいなどといったご要望をいただく機会もあり、大変有難く思っています。

　――太陽光発電の分野が事業の柱となっていると思いますが、ほかに手がける事業について教えてください。

　笠　現在、太陽光発電の事業を展開しているのは、太陽光が将来的に必要な技術であり、お客さまからの需要が高まる商材だという確信が得られたことにあります。お客さまを第一に、満足を得られるものを提供し続けられれば、結果は後から付いてくると信じています。

　実際に、創業時より手がけてきた防水・リフォームといった建設業も、新たに力を注いでいくことはありませんが、需要がある限り辞めることは考えていません。また、改修・耐震工事などの今後需要の高まりが予想される分野でも、ゼネコンさんや工務店さんとも手を組んでやっていきたいと考えています。

　その面では、太陽光発電の分野で大きく伸ばしてきたBtoCと、従来の建設業としてのBtoBのバランスを、企業としてとっていかなければならない局面に立たされているのだと感じています。

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＜COMPANY INFORMATION＞
（株）九州住建
所在地：福岡県糸島市前原東１-６-３双栄ビル１F
資本金：1,000万円
ＴＥＬ：092-332-1231
ＵＲＬ：http://q-j-k.co.jp/

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