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福岡市政の闇・顧問・後山泰一氏(1)
行政
2013年4月 4日 11:28

<高島市政の行方を決定づける市顧問・後山泰一氏の処遇>
 福岡市発注の業務委託に関して、市顧問の民間企業社長、後山泰一氏に対する疑惑が渦巻いている。後山氏の素顔がわかるほどに、市関係者の失望が広がっている。今後、この件に関する福岡市民への認知も拡大していくだろう。
高島市長は不祥事を起こした職員を厳しく断罪するなどクリーンさを標榜してきた。諸悪の根源である後山氏を放逐できなければ、高島市政に明日はない。 
 ここに後山氏の一連の疑惑を明らかにする。

第1章「ロボスクエア事件」とPR業務委託業務に見る発注制度の落とし穴(前)

 福岡市関連の委託業務をめぐっては、2010年に詐欺・贈収賄事件が表面化したばかりだ。「ロボスクエア詐欺事件」とマスコミ関連業務委託からは、発注に関わる市の課題が浮かび上がる。

<甘い管理体制に付け込んだ「ロボスクエア事件」>
roboq.jpg 舞台となったロボスクエアとは、ロボット体験型施設のこと。同施設を運営する「ロボスクエア運営委員会」は福岡市が出資し、実務は市役所職員が取り仕切っている。2002年に「ロボカップ2002福岡・釜山大会」を契機として同年7月に博多リバレインに開設され、市民に対してロボットとの触れ合いの場を提供。07年には、現在のTNC放送会館に移転している。
 この移転に際して、担当職員は契約書を作成せずに工事等を発注していた。経済振興局に所属していた同職員は、09年に停職3カ月の処分を受け依願退職している。ところが、同職員は詐欺・贈収賄まで手を染めていた。
 
 「ロボスクエア」の運営は、03年から07年までこの職員で行なっていた。この間の05年8~9月月主催するロボット大会2件運営業務を架空発注し、200万円以上を「ロボスクエア運営委員会」から詐取。福岡地裁から有罪判決を受けた。同職員はこの2件以外にも7件の同様の手口で委託料を詐取していたことを認め、常習化していたことが判明している。
 この7件は委員会へ弁償する示談が成立しているが、詐取した総額は実に991万円に上っている。加えて同職員は、ロボット開発会社から400万円以上に相当するわいろを受け取っていた。08年に、不適切な支出が発覚するまでの管理体制の杜撰さが露呈することになった。その内容は、経理責任者=福岡市担当課長の事務内容が記されていないばかりか、会計帳簿すらないというものだった。同職員がこの甘い管理体制に付け込むのは、容易なことだった。

(つづく)
【特別取材班】

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▼関連リンク
・「異常だ」と議員・市役所OB~福岡市顧問の業者選定疑惑後山氏関与の業者
・後山氏関与の業者選定「9件中8件」が同業~HUNTER
・福岡市政を私物化した市特別顧問の「我欲」


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