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コダマの核心

企業・人、再生シリーズ(4)~手堅い基盤造りに挑戦するグランディア
コダマの核心
2013年8月 1日 12:28

<2年前の平尾の別件で生き返る>
 2013年の福岡都市圏のマンション供給戸数は5,000戸を超える勢いが続いている。またまたこの業界もバブルを迎え、さまざまなドラマを生む舞台が準備されつつある。今回は倒産寸前から這い上がってきたマンション業者・(株)グランディア(本社:福岡市中央区、伊勢田直社長)に登場を願った。同社は2013年上半期、住宅着工件数45戸と絶好調である。伊勢田社長の第一声は「ちょうど2年前は倒産の淵に立たされていた。平尾のマンションを売りきった実績のお陰で再生できた」である。

(株)グランディア 伊勢田 直 社長 伊勢田社長は理研ハウスなどに勤務した後に02年9月に同社を設立した。設立当初は販売代理で業績を伸張させていた。急進の原動力になったのは丸美と業務提携を行なったからである。一時は新興勢力の企業として注目された。ところがダブルパンチを浴びた。1つは08年秋のリーマンショックで業界の市場が壊滅したこと。もう1つは、タイアップしていた丸美が倒産し、その会社のオーナーであった金丸氏が詐欺行為などで逮捕されたことだ。世間では、「グランディアはもう連鎖倒産する」と囁やかれていた。

 伊勢田社長も4年前の09年を回顧する。「たしかに銀行は相手してくれず、社員は1人減り、2人減り、精神的に参ってしまいました。『もう今月は乗り切れないかな』と、諦める気持になることもありました」と、率直に語る。地獄の淵と向き合うこと1年。10年くらいから少し風向きの変化が起きてきた。そのきっかけは平尾のマンション用地を仕込めたことである。ミニマンションの販売であったが、短期間で完売したことで金融機関の見る目が変わった。ここから再生への道がスタートしたといえる。

<浮き沈みの激しい世界>
 現在、売り出しマンション戸数は100戸を超え販売状況には支障はない。今期売上13億円、来期18億円が見込まれる。この2年の間で『天国と地獄』を味わったと言える。現販売戦線では「消費税の駆け込み需要で活況を呈している」と語られているが、コストアップでマンション価格は値上げの動きになっている。伊勢田社長の弁によれば、「土地仕入れ代が高くなり、建築費も1室1,700万円に高騰している。先行きを楽観すると命取りになる」となる。

 02年に会社を設立してから伊勢田社長は必死で走りまわった。結果、業績の絶好調が続き一時は「俺には卓越した経営能力があるのだ」と、錯覚に陥ったこともあった。ところが丸美の倒産とリーマンショックで会社は絶望的な状態になった。「ここで初めて事の本質、恐ろしさを知りました。不動産業の先輩たちが会社を潰していた原因を知るに至ったのです。我々の業界はバブルの波に飲み込まれる宿命にあり、個人の能力でどうしようもないこともあります」と悟った。だからこそ企業存続させるためには、収益ビルの確保など思慮深く、用意万端の構えが必要であると痛感しているという。

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