＜リース事業を礎に事業を進化させる＞
　（株）九州リースサービスは、1974年11月にユニオンリース（株）として、（株）福岡相互銀行（現・（株）西日本シティ銀行）と（株）日本リース（現・日本アセットマネジメント（株））との業務提携により設立され、同行の関連地場リース会社としてスタートした。リース事業を基軸に『ファイナンス』『不動産』『フィービジネス』の事業を展開し、総合金融サービス事業の地場最大手の地位をつくり上げ、地場企業の経営のサポートをし続けている。さらに近年は、それらの事業で培った経験やノウハウを駆使して、建物リース、環境関連の新たな事業への進出を強化している。

　建物リース事業においては、2012年１月にオープンしたゲストハウスウエディング施設の『カノビアーノ福岡』（福岡市中央区大名、敷地面積約845m²（約260坪））が初となる。同所は、地上７階の延べ面積が約3,350m²（約1,010坪）の案件。同施設の運営（テナント）は、通信販売「ベルメゾン」で著名な（株）千趣会の100％子会社である（株）ディアーズブレインが行なう。国際都市ミラノをモチーフにした建築物とインテリアが特徴で、来場者からも好評を博し、今や大名１丁目のランドマーク的な存在となっている。

　第２弾として、『片江４丁目商業施設』（福岡市城南区片江４丁目）が立ち上げられた。ここは、以前は住宅展示場『ハウジングプラザ片江』（12年８月31日閉鎖）として使用されていた土地で、敷地面積は約3,800m²（約1,150坪）。２棟の建物のなかに３つのテナントが入り、13年３月30日に全店オープンした。テナント店舗の陣容は、スーパーマーケットの『マックス・バリュエクスプレス片江店』（マックスバリュ九州（株）、福岡市博多区）と複合メディアショップの『ゲオ福岡片江店』（（株）ゲオホールディングス、愛知県春日井市）で１棟。もう１棟は、メガネ販売の『眼鏡市場 福大通り店』（（株）メガネトップ、静岡市葵区）となっている。

　第３弾は、熊本県宇土市の複合商業施設『クロス21 UTO』（熊本県宇土市水町）である。土地所有者は、アミューズメント業の（株）二十一世紀グループ（熊本市中央区）で、建設は（株）大石企画（福岡市博多区）が行ない、運営管理も担当している。同施設には衣食住などの生活に密着した13のテナントが13年11月21日に出店した。敷地面積が約５万8,000m²（約１万7,500坪）で、13の店舗面積の合計が約１万6,900m²（約5,100坪）。12年度の熊本県内における大店法の申請では最大級の規模で、鳥栖プレミアム・アウトレットと同等の店舗面積となっている。宇土市の行政が同施設の開発を側面から支援するなど、官民が一体となった大型プロジェクトである。同社の見込みでは、13店舗の年商計画の合計は80億円で、月間平均20万人の来場者数を設定している。現在も商況は順調に推移しているという。

　これら同社の建物リース事業は、当該のプロジェクトの地主、テナント、建設会社のそれぞれにとって有益であることと同時に、それらのステークホルダー（行政、地域住民、下請専門工事会社など）にも利益が循環するビジネスモデルとなる。同社の理念とする『地域経済の活性化による地域貢献と共存共栄』がより明確となる。

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＜COMPANY INFORMATION＞
代　表：藤丸　修
所在地：福岡市博多区博多駅前4-3-18 サンライフセンタービル
設　立：1974年11月
資本金：29億3,330万円
ＴＥＬ：092-431-2530
ＵＲＬ：http://www.k-lease.co.jp/

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