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躍進するネット、衰退する雑誌 タウン情報誌は生き残れるか(1) | 業界を読む
特別取材
2008年2月18日 14:54

広告業界


 2011年にはインターネット広告費が7,500億円―。昨年、あるシンクタンクが発表したネット広告の試算数字である。これに対して雑誌広告は、ゆるやかに減少を続けている。100を超えるフリーペーパーやタウン情報誌で溢れる福岡のマスコミも、決して無関係ではない。ネット広告の台頭により、雑誌広告が淘汰される動きは、すでに始まっている。

ネット広告費は10年間で約220倍に膨れる

 大手広告代理店によれば、日本で1年間に使われる広告費の総額は、2006年で5兆9,954億円。ここ10年間で、ほぼ横ばいである。雑誌広告に関しては、96年では4,073億円、06年では3,887億円と、若干減少しているものの、激減という状態ではない。これに対しネット広告は、96年がわずか16億円だったにも関わらず、06年には3,630億円と、約220倍も膨れ上がった。さらに、07年には4,534億円、2011年になると7,558億円にまで膨れ上がると試算されている。

 これまで、マスコミ4大媒体と言えば、新聞、雑誌、テレビ、ラジオであった。テレビは06年時点で2兆円と比較的安定しているが、ラジオは1,744億円、雑誌は3,887億円で、まもなくネットが上回るだろう。さらに新聞は、ついに1兆円の大台を割って9,986億円と衰退を続けており、このままではネットが新聞までをも追い抜く勢いだ。

 マスコミ4大媒体のうち、テレビに次ぐ2番目のメディアとなりうるネットであるが、福岡を始めとした九州では、今なお関心が低いのが現状である。「保守的な土地柄だからなのか、首都圏では主流になっているものの、福岡ではなかなか普及しない」と、ある代理店の営業マンは語る。
 ネット広告は、福岡の地ではなじみにくいのだろう。たしかに福岡は、フリーペーパーの数が日本一多く、街中に溢れかえっている。福岡はフリーペーパーが主流の街だが、確実に雑誌広告に陰りが見え始めている。


つづく

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