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【連載】苦境を打開できるか 心血注ぐべきは地場経済への貢献(2) 岩崎グループ | 企業研究
連載コラム
2008年6月 4日 10:22

3代目から状況が一変
 
 2代目の岩崎福三氏は、立教大学を卒業後、48年に岩崎産業に入社。81年11月に岩崎産業社長に就任し、父・與八郎氏が築いた基盤を継承、発展させた。88年には父と同様、鹿児島商工会議所会頭となり、名実共に鹿児島経済界の重鎮として活動。また、約1,800億円もの個人資産を有しており、フォーブス誌で日本の富豪15位にランクインするほどの資産家である。

 福三氏の代では、74年にかごしま林田ホテル(後のいわさきホテル・ザビエル450、現在は解体中)を開業。79年にオーストラリア、81年にはメキシコなど、国内外において観光事業を強化していった。また、01年4月には交通事業をいわさきコーポレーション(株)に一括。これにより、いわさきコーポレーションもグループの中核を担うようになった。

 これを受け継いだのが、福三氏の息子で現社長の岩崎芳太郎氏である。慶應義塾大学経済学部卒業後、81年に三井物産に入社し、8年間勤めた後、岩崎産業に入社。そして、02年6月に代表取締役社長となっている。「3代目の資産は、某企業の株のほか、オーストラリアにも預金を保有していると聞かれる」とある事情通が語るように、福三氏ほどではないが資産家でもあるようだ。

 「彼の代になってから状況が一変した」と多くの人が語るように、芳太郎氏は積極的なリストラ策と事業拡大計画を同時に進め、事業シェアを死守するためには訴訟も辞さない姿勢で経営に臨んでいる。

つづく

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