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特別取材

地雷被害に遭った子どもたち 追跡調査から見えた親子愛(上) | CMC特別レポート
特別取材
2008年10月 7日 14:55

 カンボジアの正月が明けると、井上さやかは本格的に活動を開始した。着任にあたり、CMCの現地事務局がこれまで取り組んできた任務(CMCボップイ安倍小学校の運営、ラジオ番組「ボイス・オブ・ハート」の制作・放送、MAGやエマージェンシーホスピタルとの連絡調整といった地雷撤去・被害者支援など)に加え、地雷被害に遭った子どもたちの追跡調査を指示していたが、さっそく始動した。

子どもたちのその後

 21世紀の現在も、CMCが事務局を置くバッタンバン州では毎日のように地雷や不発弾の事故が起こっている。そのため、毎年のスタディツアーのたびに、エマージェンシーホスピタルでは担ぎ込まれたばかりの被害者の姿を見てきた。とくに何の罪も無い幼い子どもの被害には胸が痛くなる。そこで、井上さやかに子どもたちの退院後の様子を追わせてみたのだ。

 退院後の被害者の行方調査は簡単ではない。カンボジアの地図は正確性を欠いており、州や郡まではすぐに分かっても、コミューンやそれに属する村に至っては、所在地や道すら探すことが困難である。井上は、エマージェンシーホスピタルの記録をたどり、その子がいつ退院してどこに行ったかをまず確認した。結局、住所を特定できる地図を求めて、UNDP(国連開発計画)やCMVIS(地雷不発弾犠牲者情報システム)などの助けを借り、各地をまわって被害者の足取りを追うことになった。

 井上の奮闘の結果、何人もの子どもたちの、その後の動向が分かってきた。同時に、スタディツアー当時、病院でのインタビューで聞いていたことと事実が若干異なるケースも明らかになってきた。

カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)代表
大谷 賢二 氏


COMPANY INFORMATION 
カンボジア地雷撤去キャンペーン 〒814-0002 福岡市早良区西新7-1-58
TEL:092-833-7676 FAX:092-833-7677 URL:www.cmc-net.jp

PROFILE 
大谷賢二[おおたに・けんじ]
1951年福岡市生まれ。九州大学法学部卒。
学生時代より国際・平和問題に関心が強くこれまでに79カ国訪問。
日本初のパラグライダーインストラクターとして「日本選手権大会」「アジア大会」など企画運営。
1990年「アジア太平洋こども会議in福岡」のイベントで日本イベント大賞奨励賞受賞。
1998年5月NGOカンボジア地雷撤去キャンペーン結成。
2006年3月西日本国際財団「アジア貢献賞」受賞。
2006年12月日本国際連合協会表彰受賞。本業は広告イベント業。NGOカンボジア地雷撤去キャンペーン代表、NPO法人福岡歴史研究会理事長、NPO法人NGO福岡ネットワーク理事。

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