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特別取材

丸美賃貸部門受け皿会社 (株)ピーエムジャパン 代表取締役 竹原虎太郎氏(上)
特別取材
2009年3月25日 09:40

 民事再生法による再建を目指している(株)丸美は、賃貸管理受託業務を(株)オーロラ(本社:愛知県名古屋市)の子会社(株)ピーエムジャパンに譲渡した。九州・福岡に縁遠い(株)オーロラはいかなる企業でどういう戦略をとるのか、代表の竹原虎太郎氏に聞いた。
 
(株)ピーエムジャパン
丸美賃貸部門受け皿会社 (株)ピーエムジャパン 代表取締役 竹原虎太郎氏(上)所在地:福岡市博多区中呉服町3-11-1F
設立:2008年
資本金:900万円
電話:092-262-7320
FAX:092-262-7350
http://www.aurora-g.com/
http://www.pmjapan.jp/

―竹原社長と(株)ピーエムジャパンの親会社(株)オーロラについて教えてください。

竹原 私はかつて弁護士を目指していました。中央大学の法学部に入学しましたが、やりたい事はこれではないと感じて2年で退学しました。その後、経営を学ぶべく1993年に消費者金融業界に入りました。中堅企業でしたが、そこで社会人として必要なことや企業のありかたなどを学びました。残念な事に5年間勤務した後、派閥の足の引っ張り合い等に嫌気がさして退社してしまいました。次に同業者へ転職しました。消費者金融業界が伸びている時でしたので業績は良かったのですが、環境に安住しているだけで企業としての魅力はないし、経営等に関して学ぶべき点もありませんでした。その後数社別の企業にも行きましたがどこも同じ状況でした。それなら自分で起業しようと決意して、2003年の2月に(株)オーロラを設立しました。当社は貸金業ではなく、消費者金融・カード会社・商工ローン各社を対象に金融保証業務を行なっています。

―異業種、かつ福岡に進出された理由は。

竹原 ご存知のように(株)オーロラが主なクライアントとしている金融業界は過払金返還問題、サブプライムローン問題などで市場の縮小を余儀なくされています。こうした中でこれまでのノウハウを活かして賃貸保証業への進出を検討していた折、(株)丸美の倒産情報が飛び込んで来ました。そこで、賃貸保証業への相乗効果が見込める上、かねてから興味があった不動産業界への進出も出来るとあって、(株)丸美の再生支援スポンサーへ名乗りをあげました。なにより、大きく地殻変動を起こしている不動産業界にはチャンスがゴロゴロ転がっていると思っていましたので。
 福岡という点については、十年以上前になりますが、サラリーマン時代に2年半ほど住んだことがあり非常に愛着をもっていたからです。第二の故郷というか、今では生まれ育った名古屋よりも親しみがあるくらいです。(つづく)

【鹿島】

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