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特別取材

アトピー性皮膚炎と闘う男の手記(10)
特別取材
2009年5月11日 09:53

脱ステロイドの前に(B:食事の改善 1)

 次に大事なのは食事です。食生活を改善することで悪くなるのを未然に防ごうというものなのですが、正直きついです。さらに何がどういう理屈で食生活を変えたら改善することにつながるのか、これも不明です。ただ、感覚的な話で申し訳ないですが、効きます。以下に具体的な制限事項を書きますね。

A:砂糖は敵!
 砂糖は摂取しません。これはお菓子などの嗜好品に限ったことではなく、料理に使われるものも同じです。とにかく砂糖は禁物です。みりんは禁止ではないのですが、できるだけ避けましょう。みりんを使った煮汁などは飲んではいけません。具のみを楽しむようにしましょう。

B:コーヒー、カカオ(チョコレート)は厳禁
 コーヒー、カカオは全くダメです。私はこれが一番きつかったです。私は以前、一日に2Lくらいコーヒーを飲むくらい好きでした。このコーヒー断ち、何とも苦しかったですが、悪化するよりは…と思い今も継続しています。これは厳しいですが、きっと大切なことなのでしょう。私の知人はチョコレートを食べると悪化する傾向があると言っていました。チョコレート、カカオ、ほんの少しならいいのではないか、などと思ってしまうこともありましたが、ちょっとだけが重なると、ついついやりすぎになってしまうものです。どうせなら一切断ってしまいましょう。

C:アルコールは夢の飲み物と思え
 アルコールもダメです。血液の循環がよくなるからか、血管が拡張するからか、因果は分かりませんが、アルコールも増悪因子と言われています。したがって摂取しないこと。結構つらいことではありますが、最近では飲酒運転撲滅の動きのおかげさまで、おいしいノンアルコール飲料が出ています。飲み会の雰囲気を壊さないように、また自分自身の楽しみのために、ノンアルコールビールなどを活用することをおススメします。

D:豚肉、牛肉はいけません。
 動物性のあぶらが増悪傾向を高めることがあるとのことです。豚肉、牛肉は避けるようにしましょう。脂身の少ない鶏肉(特にささみ)はOKです。これも随分とつらいところではありますが、そもそも江戸時代の日本ではあまり食されていなかったものなので、そんな食べ物は存在しなかったものとして気にしないことが大事です。かなり強引ではありますが、なかったものと考えるというのは私の中では重要でした。

E:マーガリン、サラダ油も禁止
 動物性の油脂のみならず、植物性のあぶらもよくないらしいです。したがって、炒め物、揚げ物、牛乳、パンなど油を間接的に使っているものも摂取しないこと。ずいぶんと厳しいですが、食べ物がなくなるわけではありません。気をシッカリ持って取り組みましょう。

F:香辛料は使わない
 辛いもので肌が荒れる、とたまに耳にします。同じ理由かどうかは分かりませんが、香辛料は避けるよう指示され、私はそれを実行しています。

 以上が食事の注意事項です。こんなの守っていたら食べるものがないじゃないの!という声が聞こえてきそうですが、それでもそれなりに何とかなるものです。「次回は例えばこんな食べ物を」、をテーマに取り上げます。

(つづく)

【柳 茂嘉】

(プロフィール)
柳 茂嘉(やなぎ しげよし)
1975年生まれ。山口大学経済学部卒業。データ・マックス編集部記者を経て、現在フリーライターとして活動中。幼少期よりアトピーを患い、脱ステロイドなどの過酷な治療も経験。より完全な症状コントロールを目指し、体質改善策を模索し続けている。

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