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特別取材

アトピー性皮膚炎と闘う男の手記(17)
特別取材
2009年5月20日 13:48

アトピー関連グッズについて

 巷には数多くのアトピー改善をにおわせる商品があります。私も治療中に、たとえばスキンクリームや健康食品、果てはお札まで紹介していただきました。ありがたい限りなのですが、正直申し上げまして、効果があるものとないものがあります。しかも、おすすめいただくものの多くが高額。商品は、おそらくよいものだと思います。ただ、人によって効く、効かないがあるので、見極めがとても大切です。ここでは、特に効かなかったものを、ほんの一例だけ紹介しようと思います。
 それは心霊がかったグッズです。これは私には効きませんでした。何らかのパワー、波動、こういったフレーズは、私は眉につばをつけて聴くようにしています。世間にはパワーがつまった石、奇跡の水、神仏の絵などなど、たくさんのミラクルな商品がありますが、いずれも私は信じていません。少なくとも、アトピーの症状改善に効くとは思っていません。実は以前、病気を封じることで有名なお寺様に相談したことがあります。そこで和尚さんに「あなたにはキツネの神様が憑いている。毎日、油揚げと鶏を食べなさい。そうしたらよくなりますよ」と言われました。ところが、どれだけ鶏を食べてもよくなりません。病院でアレルギー検査をした結果、なんと当時の私には鶏アレルギーがあったのです(笑)。この程度のことです。神仏の威光は、もっと高次元なことに効くのであって、私の病のような現実的な俗事には、もったいないのだと思います。
 このほか、サプリメントやクリームなどもたくさん出ています。よい商品も多いのでしょうが、その効果はご自身で判断なさるよりほかないと思います。以下に私の判断基準を掲げます。多少なりとも参考にしていただけたら幸いです。

A:効くかどうかを判断する
 どんなによい商品でも、全ての人に効くわけではありません。その商品を1ヵ月間、規定通りに使用してみて、効いたかどうかを主観で判断しましょう。「治ると信じて使用しなきゃ効きませんよ」という商品がもしあれば、それはプラシーボ効果(思い込み)による改善にすぎないと考えて間違いないと思います。どんなに甘いと思い込んでも、塩はしょっぱいものです。どんなに効くと思っても、効かないものは効きません。使用してみて効果があるかどうかを判断する、大切なことだと思います。

B:継続して使用可能な価格か
 どんなによい商品であっても、継続して使用できなければ意味がありません。アトピーとの闘いは長丁場ですから…。すぐにガス欠してしまうような価格の商品は避けましょう。

C:広告文句に惑わされない
 「●●大学の■■先生が推薦!」などという言葉に惑わされないようにしましょう。広告は基本的によいことしか書きませんし、何より売るためのものです。絶対に効く商品があるなら、すでに医薬品として認可され、患者数もずいぶん減少しているはずです。広告文句は話半分程度に見ておきましょう。

(つづく)

【柳 茂嘉】

(プロフィール)
柳 茂嘉(やなぎ しげよし)
1975年生まれ。山口大学経済学部卒業。データ・マックス編集部記者を経て、現在フリーライターとして活動中。幼少期よりアトピーを患い、脱ステロイドなどの過酷な治療も経験。より完全な症状コントロールを目指し、体質改善策を模索し続けている。

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